バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

PPARs阻害による大腸癌細胞でのアノイキス誘発と浸潤転移抑制への応用

2007年02月28日 | 創薬 生化学 薬理学
脂肪細胞の分化誘導因子として研究されてきたPPARγ(Peroxisome Proliferator-Activated Receptor gamma)は脂肪細胞および腸管に発現が認められているが,近年ほとんどすべての癌において多量に発現していることが報告されており,PPARγが癌に対し何らかの作用を有することが示唆されている.これまでPPARγの活性化が抗炎症作用・発癌抑制作用を示すことを報告してきたが,抑制した場合の作用は明らかにされていない.PPARγ阻害薬は培養癌細胞において接着・増殖・転移能を減少させ,アノイキスをきたした.アノイキス(anoikis)とは足場を確保できない細胞がアポトーシスを起こす現象である. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/128.231


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