バイオの故里から

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現実味帯びてきた「抗体+低分子」

2009年06月24日 | 創薬 生化学 薬理学
次世代抗体医薬「ADC」が臨床応用へ

 がん領域で最大規模の米国臨床腫瘍学会(ASCO)学術集会が、5月29日から6月2日まで、フロリダ州オーランドで開催された。

 「抗がん剤開発の登竜門」といわれる同学会では、乳がんの分子標的治療薬「ハーセプチン」と、化学療法剤の微小管重合阻害剤誘導体DM1を結合させた新規薬剤「T-DM1」の臨床第2相(P2)試験結果が発表され、HER2陽性の進行性乳がん女性患者の25%で顕著な腫瘍の縮小がみられた。同剤は現在P3試験中。次世代の抗体医薬として期待されるADC(抗体―薬物複合体)の臨床応用が、いよいよ現実味を帯びてきた。 JapanMedicine.,2009.6.22

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