肝臓や腎臓、肺、皮膚などの細胞の再生を促す物質を開発したと、金沢大がん進展制御研究所などの研究チームが11日付のNature Communications電子版で発表した。腎臓病や脊髄損傷、劇症肝炎など難治性疾患の治療薬の開発が期待される。
研究チームはアミノ酸が結合して輪の形に連なった「特殊環状ペプチド」を開発した。このペプチドは、もともと体内にある肝臓や腎臓などの細胞の再生を促すタンパク質と同じ働きをするという。化学合成でつくることができ、また構造が単純で長期保存も可能だという。バイオの杜 2015年3月12日
金沢大学がん進展制御研究所
共同研究成果報告書平成25年度
http://www.kanazawa-u.ac.jp/~ganken/file/25seika.pdf