バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

磁気スポットアレイチップを用いる細胞の回収方法

2018年10月03日 | 細胞と再生医療


出願人: 富山県, 国立大学法人富山医科薬科大学, 財団法人富山県新世紀産業機構

発明者: 小幡 勤, 藤城 敏史, 岸 裕幸, 時光 善温, 中里 博吉, 橋岡 真義
【要約】【課題】生体試料から、そこに含まれる個々細胞を生体試料から分離することなしにチップに固定し、1つ1つの細胞を個別に検出し、さらに検出された細胞を1つ単位で回収できる方法を提供する【解決手段】基板の少なくとも一方の主表面に複数の磁性体からなるスポットを有するスポットアレイチップの前記スポットを磁化し、前記スポットを有するスポットアレイチップの表面に、磁気修飾した細胞を含む生体試料を置いて、前記スポットに前記磁気修飾した細胞を付着させ、スポットアレイチップの表面を洗浄して付着しなかった生体試料を除去し、前記スポットに付着させた磁気修飾した細胞を、吸引することで、または前記スポットを消磁することで回収することを含む細胞の回収方法。
https://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2006122017/

抗体を検出する光る紙チップを開発 -感染症の早期発見へ

2018年10月03日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.10.02
慶應義塾大学

 慶應義塾大学理工学部応用化学科のチッテリオ ダニエル教授の研究グループは、アイントホーフェン工科大学(オランダ)のメルクス教授の研究グループと共同で、感染症診断のための簡易検査チップを開発しました。検査チップは紙でできており、大きさは1cm 程度です。検査手順は紙チップに血液を一滴垂らしてデジタルカメラで撮影するのみで、20 分ほどで青~緑色の発光により検査結果が判明します。この紙チップは、病院での検査にかかる費用や時間の削減だけでなく、途上国での熱帯症などにおいても簡易検査法として寄与することが期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/74189


硫黄代謝経路をターゲットとした新たな抗菌薬の開発が可能に

2018年10月03日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
サルモネラが持つ巧妙な生き残り戦術を解明
〜硫黄代謝経路をターゲットとした新たな抗菌薬の開発が可能に〜

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.10.03
熊本大学 東北大学
東北大学大学院医学系研究科 赤池孝章(あかいけ たかあき)教授らのグループは、熊本大学大学院生命科学研究部の澤智裕(さわ ともひろ)教授らとの共同研究により、多剤耐性細菌の世界的拡大が問題となっているサルモネラが、感染時に硫黄代謝物を巧妙に活用することで宿主の生体防御異常を引き起こしていることを、世界で初めて明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/74228

世界で初めて「性を失った」シロアリを発見

2018年10月03日 | 生命科学 生物誌
世界で初めて「性を失った」シロアリを発見 -シロアリの常識を覆すメスだけの社会-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.10.03
京都大学

矢代敏久 農学研究科特定研究員 (研究当時、現:シドニー大学研究員)、小林和也 フィールド科学教育研究センター講師、松浦健二 農学研究科教授らの研究グループは、本来はオスとメスが共同で社会生活を営んでいるシロアリにおいて、メスしか存在せず、単為生殖だけで繁殖しているシロアリを世界で初めて発見しました。
https://research-er.jp/articles/view/74238

理研 乾燥防ぐ新たんぱく質発見、根で作って葉で効果

2018年10月03日 | 植物&農業

理化学研究所の高橋史憲研究員と篠崎一雄グループディレクターらは、根で水不足を感じると働いて植物を乾燥から守るたんぱく質を見つけた。植物が乾燥に耐えられるように自らを変える遺伝子はいくつか見つかっているが、新しいたんぱく質は根にあるため乾燥を素早く察知して対処できる。乾燥に強い農作物の開発につながると期待される。 日本経済新聞ニュース.,2018/4/5


乾燥に耐える植物の新戦略を発見

理化学研究所の高橋史憲研究員と篠崎一雄グループディレクターらは、根で水不足を感じると働いて植物を乾燥から守るたんぱく質を見つけた。植物が乾燥に耐えられるように自らを変える遺伝子はいくつか見つかっているが、新しいたんぱく質は根にあるため乾燥を素早く察知して対処できる。乾燥に強い農作物の開発につながると期待される。RIKEN NEWS.,No.447(2018)