バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

D-アミノ酸はCKDの腎予後予測に有用

2018年10月31日 | 医療 医薬 健康
加藤勇治=日経メディカル


 長らく生体内には無いと考えられてきた鏡像異性体のD-アミノ酸が、近年、分析技術の進歩によって生体内に存在し、様々な臓器で何らかの役割を担っていることが明らかにされつつある。6月8日から新潟市で開催された第61回日本腎臓学会学術集会で、医薬基盤・健康・栄養研究所KAGAMIプロジェクトプロジェクトリーダーの木村友則氏(大阪大学腎臓内科)は、慢性腎臓病(CKD)患者の血中にD-アミノ酸が存在し、一部のD-アミノ酸は腎予後の予測に有用である可能性があると紹介した。日経メディカル.,2018/6/13

幻に終わった農村医科大学構想

2018年10月31日 | 医療 医薬 健康
コラム: 色平哲郎の「医のふるさと」

 今年は、「すべての人にとっての健康」を目指すアルマアタ宣言から40周年に当たる。1978年9月に国際会議で採択された同宣言は、プライマリー・ヘルス・ケア(PHC)の基本的活動項目として、健康教育、水供給と生活環境、栄養改善、母子保健と家族計画、予防接種、感染症対策、簡単な病気やケガの手当て、基本医薬品の供給などを挙げている。日経メディカル.,2018/10/31

アスピリンが健康な高齢者の癌死亡率を増加

2018年10月31日 | 癌 ガン がん 腫瘍
NEJM誌から
ASPREE試験の予想外の結果に対する死因別の分析

オーストラリアMonash大学のJohn J. McNeil氏らは、オーストラリアと米国で健康な高齢者に対するアスピリンの1次予防効果を調べるために実施され、既に報告されたASPREE試験のデータを分析し直して、プラセボ群よりアスピリン群の総死亡率が高かった原因は、癌死亡の増加によるものだったと報告した。 日経メディカル.,2018/10/5


いずれパンデミックも…人は豚の耐性菌に感染しやすい

2018年10月31日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
日刊ゲンダイ.,公開日:2018/08/04 06:00

 豚の耐性菌で浮かぶのは、MRSAではないだろうか。黄色ブドウ球菌が耐性化したもので、感染すると肺炎、発熱、咳、痰、敗血症などがあらわれ、抵抗力が弱いと重篤になる。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/234697

ICUでのCandidaアウトブレイクの危険因子は?

2018年10月31日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
NEJM誌から

英国Oxford大学病院のICUの事例を分析
2018/10/23 大西 淳子=医学ジャーナリスト

 Candida aurisは新興の多剤耐性病原体で、世界各国の、主にICUでのアウトブレイクが報告されている。英国Oxford大学病院のDavid W. Eyre氏らは、同院の神経科学ICUで発生したC. aurisのアウトブレイク事例を分析し、コロニー定着や感染の主な危険因子は、再使用可能な腋窩体温モニタープローブとフルコナゾールの投与だったと報告した。詳細はNEJM誌2018年10月8日号に掲載された。日経メディカル.,2018-10-23