バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

iPS細胞によりデュシェンヌ型筋ジストロフィーの初期病態を再現

2015年08月23日 | 細胞と再生医療
 DMDは、筋肉細胞中のジストロフィンタンパク質の欠損により筋細胞が変性して、筋肉が衰弱する病気です。現状の治療法では進行を止めることができず、病気の初期病態を把握して筋細胞の変性を食い止めることが治療法開発の上でも鍵となっています。

 本研究では、iPS細胞からまず筋管細胞注2)に分化させました。すると、形態学的にも生理学的にも、健康な方の筋管細胞との違いはみられませんでした。ところが、電気刺激を与えたところ、DMD患者さんの筋管細胞ではカルシウムイオンの過剰な細胞内への流入がみられました。薬剤により、欠損していたジストロフィンタンパク質の発現を回復したところ、カルシウムイオンの流入は抑えられ、筋細胞破壊の指標となるクレアチンキナーゼの漏出量も減りました。今後、DMD治療法開発に向けた創薬のための評価系として利用が期待されています。日本の研究.,2015-08-21


患者の中心は、20代から40代の男性 大人の重症例も

2015年08月23日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
ストップ風疹

「風疹は子どもがかかる病気」だと思って油断してはいけません。
今回の流行では、患者の8割近くが男性で、その多くが20代から40代です。 成人の風疹の多くは、1週間程度で症状が治まると言われていますが、中には風疹のウイルスによって脳に炎症が起きる「脳炎」と診断されたケースもあります。国立感染症研究所によりますと、平成24年~25年9月中旬までに風疹による脳炎と診断された患者は18人に上っています。重症に至らないまでも、40度近い高熱が数日間続いたり、血小板が減少して入院するケースもあります。1週間ほど仕事ができなくなることが多いため、仕事や生活にも支障が出てしまいます。 NHK web News.,8月23日

8月20日は世界モスキート・デーであった。

2015年08月23日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒


マラリアはマラリア原虫に感染したハマダラ蚊に刺されることにより人に感染する病気で、世界で毎年約2億人が発症し、約58万人が亡くなっていると言われている。

1897年8月20日にイギリスの医学者であるRonald Ross(1857~1932)が、ハマダラカ蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見した。
これを記念して、8月20日はWorld Mosquito Day と呼ばれている。

Ronald Rossはこの発見により1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。1911年にナイトに叙勲された。 化学業界の話題.,2015-08-20