バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

高血圧や動脈硬化 桃に抑制効果

2013年07月30日 | 医療 医薬 健康
 県立医科大(和歌山市)や国立和歌山高専(御坊市)などでつくる共同研究グループは29日、桃から抽出したエキスに高血圧や動脈硬化の抑制効果があることを確認したと発表した。研究者らは「県特産の桃が、心疾患などの予防にも役立つ果実であることを広く知ってほしい」と話している。

 県立医科大の宇都宮洋才准教授(細胞生物学)らが5年前から、桃の健康効能について研究を開始した。2013年7月30日 読売新聞


iPS臨床研究、先端医療センターが実施を決定

2013年07月30日 | NEWSクリッピング
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)で目の難病「加齢黄斑変性」を治療する臨床研究について、細胞の移植手術を行う病院を運営する先端医療センター(神戸市)は29日、実施を決めた。

 国が19日に実施を了承したことを受けた。共同で研究にあたる理化学研究所は25日に実施を決めており、研究を始める条件が整った。

 臨床研究では、理研発生・再生科学総合研究センター(同市)の高橋政代・プロジェクトリーダーらが、患者の皮膚からiPS細胞を作製。網膜の細胞に変化させてシート状に加工し、患者の目に移植する。手術は来夏にも行われる。2013年7月30日 読売新聞)


細胞核への輸送受容体も重要=iPSに応用期待-大阪大と日大

2013年07月30日 | 細胞と再生医療
 万能細胞が体のさまざまな細胞に変わる能力を獲得し維持する上で、DNAが収納されている細胞核に物質を運ぶたんぱく質「輸送受容体」も予想以上に重要な役割を果たしていることが分かった。
 大阪大の米田悦啓名誉教授(医薬基盤研究所理事長)や日本大の金子寛生教授らがマウスの胚性幹細胞(ES細胞)で発見し、米科学誌デベロップメンタル・セル電子版に30日発表した。
 皮膚細胞などに遺伝子を導入し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作って再生医療に応用する際も、この輸送受容体を増やすなどの工夫をすれば、作製効率を高められる可能性があるという。
 この輸送受容体「インポーティンアルファ2」はこれまで、iPS細胞作製に必要な遺伝子の一つ「Oct3/4」から作られたたんぱく質と細胞質で結合し、細胞核の中に運び込む役割が知られていた。
 研究チームは今回、この輸送受容体が万能細胞の性質を失わせるたんぱく質と結合した場合は、細胞核に入るのをブロックする役割も果たしていることを発見した。時事ドットコム.,2013/07/30


データ改ざんの高血圧治療薬、服用後に皮膚障害

2013年07月30日 | NEWSクリッピング
 高血圧治療薬「ディオバン」の服用後に、皮膚がただれたり赤くなったりしたといった報告が相次いでいるとして、厚生労働省は薬との因果関係について調査を始めた。

 来月中にも販売元のノバルティスファーマに対し、薬の添付文書の副作用情報への記載を求める考えだ。同省は、皮膚障害について「データの改ざん問題とは無関係。不安な場合は医師に相談してほしい」と呼び掛けている。2013年7月30日 読売新聞


iPS臨床研究、患者を1日から募集…理研

2013年07月30日 | NEWSクリッピング
 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)などは30日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、目の難病「加齢黄斑変性」の患者を治療する世界初の臨床研究について、参加を希望する患者の募集を8月1日に始めると発表した。2013年7月30日 読売新聞


豚の脳細胞 パーキンソン病の治療効果に期待

2013年07月30日 | 医療 医薬 健康
 豪AAP通信は、科学者が今年9月、ニュージーランドの豚の脳細胞をパーキンソン病患者の脳内に埋め込む実験を行うと伝えた。人民日報が伝えた。

 科学者はニュージーランドのオークランド諸島の豚から脳細胞を抽出し、これを4人のパーキンソン病患者(ニュージーランド人)の大脳の疾患部に注入する。1人目の患者の実験は9月に実施を予定しており、その後3人の患者の実験を進める。これは世界初の医学的試みだ。「人民網日本語版」2013年7月19日

「脂肪分ゼロ」乳酸菌飲料1本に角砂糖10個分のカロリー

2013年07月30日 | 健康・栄養機能性成分

 体型を気にする女性達がカロリーを気にせず飲めるよう、多くの乳製品メーカーは、乳酸菌飲料の「脂肪分ゼロ」を売り文句としている。だが、栄養学専門家は、「乳酸菌飲料に脂肪が含まれていなくても、炭水化物や糖分が含まれているため、摂取過多はやはり肥満を招き、健康を害する」と警告している。成都晩報が報じた。 「人民網日本語版」2013年7月30日

哺乳類ES細胞の新たな未分化維持機構を発見

2013年07月30日 | 細胞と再生医療
~幹細胞研究や再生医療への新たな展開に期待~

大阪大学
日本大学
科学技術振興機構

米田 悦啓 医薬基盤研究所 理事長・大阪大学 名誉教授(本研究成果は大阪大学 生命機能研究科 教授、医学系研究科 兼任教授在籍時のものである)、特任研究員・安原 徳子らの阪大のグループと金子 寛生 教授(日本大学 文理学部 物理生命システム科学科)、研究員・山岸 良介の日大のグループは、マウス胚性幹細胞(ES細胞)を用いた解析と計算構造生物学の手法を使い、動物細胞核へのタンパク質輸送を担う輸送受容体importinα2(インポーティンアルファ)注1)が哺乳類のES細胞における未分化性を維持する機構の一端を明らかにしました。JSTプレスリリース 平成25年7月30日

緑藻の体内時計 ~時刻合わせの分子メカニズムを解明~

2013年07月30日 | 生命科学 生物誌
国立大学法人 名古屋大学
科学技術振興機構(JST)

名古屋大学 遺伝子実験施設の松尾 拓哉 助教、石浦 正寛 名誉教授らの研究グループは、緑藻の体内時計の時刻合わせの分子メカニズムを解明しました。
緑藻も我々人間と同じように体内時計を持っており、規則正しく活動しています。体内時計には、外の世界の時刻とのズレを修正(時刻合わせ)する機能が必ず付いています。緑藻の体内時計は光を浴びることによって時刻合わせが起こることが知られていましたが、その分子メカニズムは長年の謎でした。研究グループは今回、緑藻の一種であるクラミドモナス注1)の時計遺伝子にホタルの発光遺伝子を人工的に融合した遺伝子を作製し、時計遺伝子の働きに応じて発する光を分析しました。その結果、緑藻が外界からの光を浴びたとき、体内時計の時刻合わせが起こる分子メカニズムの解明に成功しました。JSTプレスリリース 平成25年7月30日