イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

祭りだ祭りだ

2007-12-23 17:53:16 | 競馬

どうですかね、皆さん有馬記念はどれくらい回収しました?

月河はここがラストランで引退式セットアップ済みのダイワメジャー2着固定して、異父妹のダイワスカーレットの先行にメジャーが直線迫ったところに後方からウオッカ「メジャーさんダメよッその娘だけは!その娘はアナタの血を分けた妹なの!」→メジャー「うぉぉぉぉーー!」で外から何かがぜんぶかわしてゴール…ってな“昼ドラか!”図を想定していたんですが、かわしてくのが何なんだ以前に、前にマツリダゴッホが残ってたとはね。

アドマイヤムーンソングオブウインドの早期引退、フサイチパンドラの不出走が惜しまれます。

これで年度代表馬の選考がウルトラ難しくなりましたね。ウオッカが最悪3着までに入るか、ムーンが出走し連対しているか、メジャーかメイショウサムソンが連対するか、スカーレットが勝つかしていればすんなりそこに落ち着いていたでしょうが、みんなひと伸びふた伸び足りないんだな。

月河はこれだけ“ぜんぶSSがらみ”な中、ブライアンズタイム系の希望をつないでくれたウオッカに、“戦後初の牝馬ダービー勝ち”を買って一票入れたいがなぁ。

95年~97年頃、SSBTの“仁義ある戦い”になった、あの頃がいちばん競馬面白かったもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小林木下木村

2007-12-22 20:25:48 | テレビ番組

今週は週中からにわかに降って湧いたように、TVを観るより買う話が忙しくなってしまったのですが、とりあえず16日(日)に大河ドラマ『風林火山』最終話とテレビ朝日系『敵は本能寺にあり』は押さえときました。

とは言え『敵は~』玉木宏さんに織田信長はまだ無理そう。線が細いとか殺陣がぎこちない以前に、“織田信長”の字ヅラから匂い立つ狂気が目に宿っていない。ストーリーや脚色上、エゴ臭の少ないヒューマン信長になってるとかは関係なく、このキャラには“うつけ者”“早く生まれて来過ぎた者の異形感”が必要なのです。玉木さんは10年後に再チャレンジですな。

…と言うより、月河は今年年頭の『明智光秀 ~神に愛されなかった男~』での上川隆也さんの電波ドS信長をいまだに保菌(?)しているので、もう当分上川さん以外、誰が信長演っても受け付けないカラダになってるかもしれない。

『風林』最終回はもうあれで仕方がないでしょうね。勝ち戦のほうがこれで天下を取ったわけでもなく、敗れたほうが決定的にズタボロ滅んだわけでもない川中島の戦いを終局に持ってきたら、結局「人命を奪い国を疲弊させる戦(いくさ)はこの後もさらに続いたのでありました」と結ぶしかない。

徒労に決まっている争いを、それでも自分の信服する人(主君)のために戦う…ということの意味を、主人公の生き方・死に方の選択から読み取れるか否かは、視聴者の想像力と、この1年で育った(あるいは、育たなかった)キャラ愛の如何にゆだねられている。

勘助の最期と首奪還→勝ち鬨の流れの後一服して、武田家一族・主従の終焉と、手負いの勘助が倒れる寸前まで攻めんとして迫れなかった上杉政虎(謙信)も、天下を取ることなく意外に早逝だった…などを語る加賀美幸子さんの本編後ナレーションのほうが、万感胸に迫らしめるものだったと思います。

『爆笑オンエアバトル』21日が07年最後の放送回。前回オフエアだったラバーガールが十八番の“あり得ない店&店員”路線で取り返しましたが、さほどの爆発力はなく481kb1位は評価され過ぎの感も。似た“淡々とズレてる”芸風の、たとえばジャルジャル辺りがエントリーしてない回だったのに助けられました。

離れた2429kbえんにちは、一本調子な手紙読みネタで、結局アイパーの“顔芸”でしかないんだなと「顔文字。」のところでバレてしまった。最近の常連組ではハイキングウォーキングが典型的ですが、ボケが鮮明異形キャラだとツッコミの立ち位置設定が本当に難しい。望月は発声のテンポもいいしよく機能しているほうだけど、「お酒かソイツ」などいかにも声が小さくて迫力がないし、アイパーのガンたれ口調と顔芸を翻訳しているだけだと、飽きられるのも早いと思う。「“督促状”…金融屋から来たラブレターだコレ」のくだりは不要だったな。

今回いちばんおいしかったのは、「まさかの(オレオレ詐欺)ネタかぶりー!?」でラッキーに客席をつかんだストリーク421kb“内容より、きれいにかぶったというそのレアさが可笑しい”という空気に持って行けましたからね。

地元民としては、明らかに“日本でプロ野球と言えばトラ”な彼らが「シンジラレナーイ」「ヒルマン出すな!」を使ってくれて、ちょっと嬉しかった。ともすれば「ファイターズの話題って盛り上がってるのひょっとして、プロ野球ファンの中でもウチらだけ?」と不安になること多いもんでね。

それにしても“しもやなぎ”で歌ネタに入ると、例によって見事に笑えないな。このネタで笑えるとしたら、客席に下柳投手ご本人がいてカメラで抜かれるしかないでしょう。

その“かぶりもと”となったWコロンが、389kb4位。初オンエアでしたが彼らのオンが、ストリークにとっても幸運でした。これ、どちらかがオフだったらちょっと後味悪いですもんね。

いちいちベタな地口(=シャレ)と「なぞかけの準備が整いました」で話の流れをぶった切りテンポを無くするアナクロさが逆に新鮮で、初見の今回に限っては引き込まれましたが、NON STYLEやプラスマイナスなど、ネタ中身~演じ方の方法論~醸し出す雰囲気の“若手らしさ”と“昭和臭”とのバランシングを個性にする組が少なくない中、“ベタにアナクロ”を売りにどれだけオンバトで客を持てるか、これからの課題だと思います。“W(ダブル)○○”というコンビ名もなかなかの確信犯ですが「逆に新鮮」というタームで論評されなくなってからが、コンビとしての本領でしょう。

ギリ5位でオンエアのパップコーン385kb3人の会話を2人がパントマイム再現というアイディアは、前回オンエア時も悪くないと思ったのですが、今回「木村呼んだほうが早いじゃん」をあまりにも早く入れ過ぎたので、オチが弱くなった。

「思わず振り払った手がオバケに当たった」「出した足がオバケに当たった」の会話とパントマイムとのシンクロ密度も、もう少しブラッシュアップの必要がある。ここの接合が甘いので、「1回戻します」「…あ、やっぱり出て来てんじゃん」でピークになるべきが、なんか緩くグズグズになってしまった。この出来なら、今季無傷の4連勝ならずで、一度オフエアになってゼロから練り直したほうがよかったかも。

年末年始の“バラエティお笑いインフレ”で視聴者側がハードルを上/下どちらにも動かしたくなる中、それを乗り越えてからチャンピオン大会が始まる『オンバト』、年明け常連組にもうひと山がほしいところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

檸檬と高所恐怖症

2007-12-21 23:21:21 | スポーツ

年の瀬も押し詰まりまくったドン詰まりにデジタル放送対応テレビが来ることになったため、試運転かたがたこの年末年始はかなりテレビとのコンタクトがありそうだと思い、久しぶりに某大手週刊TV誌お正月特大号を買ってみたら、小さな驚き。

いまだに新年号といえば、表紙がSMAPなんですねぇ。

もうこの時期この表紙飾って10何年になるんじゃないですか。映画でもお芝居でもなくTVに代表される部分の芸能界ってスポーツ界どころじゃない消長の激しい世界のはずなのに、この長持ちは驚異じゃないかな。

デビュー時点ではローティーンだったにせよ、もう全員30歳越してるはずです。年長のほうのメンバーなら、“四捨五入すれば不惑”に達してるかも。いろいろ割り引くにしても、字ヅラ的にはじゅうぶん中年です。

彼らの人気が息長いというより、この手の雑誌でプレゼンされるTV界が意外に変化してない、変化を欲してないということなのかしら。

確か99年のNHK紅白歌合戦、当時は年末在宅ならレンタルビデオで映画三昧がつねだったので、ビデオの交換の合間にたまたま“ビデオ1”チャンネルがNHKに合っていたため、鈴木あみ(現・亜美)さんとか浜崎あゆみさんとかラルクとか若者然とした組が続いて映り、「なんか物珍しいからちょっと見ようや」となった矢先にSMAPが登場したことがあります。

全員、ダークピンクにグレーの挿し色を基調にした衣装なんですが、ひとりひとり遠目は微妙に、カメラが寄るとくっきりテイストの違うデザイン。

ガタイのいい香取慎吾さんは幅広のパンツでストリートワイルドに、稲垣吾郎さんは欧州中世の貴公子風、スレンダーな草彅剛さんはフェザーをたっぷり使ってユニセックスな感じ、木村拓哉さんは胸をはだけてセクシーに、中居正広さんは…どんなんだったか忘れましたが(軽爆)、とにかく“チームだけど個別キャラはしっかり立てて来ている”という磐石さが感じられて、“出場9回目”というテロップにも軽く仰天したし、「アイドル系ではこの人たち別格だな」とちょっと舌を巻いたものです。

それからさらに、今年でもう8年。

なんだかこの表紙を見ていると、スキージャンプの原田雅彦選手がトリノ五輪でまだ日本代表、と聞いたときみたいな気分にもなってくる。

若手の精神的リーダーにって期待込みにしても、じゃあメダルは望めないってわかってるのに出すのか、しかも行ったら行ったで、身長比で板の長さ足りなくて失格だった。何しに行ったんだ、って。

あるいは柔道60㌔級の野村忠宏選手北京五輪目指します宣言のほうが近いかな。これは野村選手がまずすごいけど、それよりいまだに彼の独走を許してる若手の淋しさを嘆くべき。

……そろそろSMAPの面々も“誰か追い越してくれないかな”と思ってるんじゃないんでしょうか。

いや、歌にドラマにバラエティに、芸能のキャリアで先頭行くのは結構だし、かつ、観てるほうもやってるほうもまだ“手ごたえいっぱい”ではないと思う。

現に紅白の紅組司会が中居さんと聞いても「まだやんのか」感、「しかもなんだよ紅組って」感はあまりありません。白組が笑福亭鶴瓶さんとなるとなお、格的・スキル的にサシで制御できるのは、専業司会者以外では中居さんしかいないかも、とすら思える。

それにしても、毎年TV誌新年号の表誌で“レモン持ち”ってのは、それこそ別格的に、シンボリックにきついポジションだと思うがなぁ。

「降りるのが怖くなってる自分が怖い」ってことはないのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォークがナイフ

2007-12-20 17:39:26 | テレビ番組

病院の会計や銀行ATMコーナーでの“フォーク並び”

並んで待ってるときは合理的だけど、めでたく順番が来たあとちょっと怖いですね。

8台のキャッシュディスペンサーのあるいつもの金融機関のコーナー、今日お昼休みに駆け込むと4人待ちで、これくらいなら寒くても待てるわと思って5人めに並び、思いのほかすいすい前4人が“ハケて”、列の先頭になると…アレ?8台にそれぞれ貼りついてる皆さん、結構時間かかってて、“どっか1台”がなかなか空かない。その間にも後ろに着々と並び、フォークの“柄”がどんどん長くなって行く。

8人の先客の背中を見てると、皆さん作業手順のスムーズ/アンスムーズ度合いが非常にまちまちなんです。

チャッチャカさくさくキーを押して行く人もいれば、ひと手順ごとにバッグの中をもそもそ探したり通帳のページを指舐め舐めめくったり、「この通帳じゃなかった」みたいに元に戻したり、後ろから「早よせんかい!」とケツバット食わしたくなる人もいる。

概して、冬空にサンダル履きカーデはおったOLさんや、現業系の制服着た男性、背広ネクタイにアタッシェケース持ちは仕事が速いです。

同じ背広組でも手ぶらの、「会社のオンナノコに頼むわけにもいかないので、すぐそこのビルだしちょっと」みたいな窓際族風中高年は、慣れてないって年格好でもないのに、意外に空気読めないじんわりのっそり“いまだけ気分は重役”なマイペース。

最悪なのが、毛つきのフードありキルトコート(藤色とかライトベージュとか妙に明るい色調)にフチあり帽子のおばちゃん。まず、順番来てCDの前に立ってから、仕切り壁にツエ立てかけ、手袋外すところから始まり始まり。

…………まぁそうこうするうちに、いずれどこかが1コマ空いてすわっと自分の順番が来るわけですが、いざ自分がCDの前で操作を始めると、一瞬前までの自分の立場にいる、“フォークの付け根”の人の視線が背中にグサグサ突き刺さる。

8ケの背中を順繰りに見渡して、「アイツは遅そうだ」「アノ人が手際がいいから次空きそうだ」と見比べていた、同じことをいま自分の背中もされているのだろうな…と思うと「意地でも“8ケ中8番目のドンケツ”にはなりたくねえ!」と妙に闘争心が湧いてきたりして。

なんなら8人、白黒赤青黄緑橙桃の帽子被せれば時計詰まるんじゃないか、とか考えてしまうのは、別に有馬記念が23日に迫っているからではな………くもない。

 帰宅後のお楽しみ『真夏の薔薇』は、今週アタマ放送された25話に、ひとつの見せ場ピークが来た模様。

碧(安永亜衣さん)が妊娠、しかも稲彦の子と知った萌子(よくぞここまでの鰐淵晴子さん)が強襲、「罪の子を堕ろしなさい!できないなら私がその腹を切り裂いてやる!」と庖丁振り回して大暴れした挙句、逃げた碧を追って道路に飛び出したところをトラックに轢かれ、搬送先の病院の廊下に、噴水のように大量の血しぶきぶちまけつつ絶命…という壮絶場面でした。序盤の靖顕(入江達也さん)vs.稲彦(池田政典さん)の手術室ローションプレイといい、96年本放送の昼ドラとは言え、いまのゴールデンタイムなら規制必至の気前のいい流血っぷりです。

萌子にしてみれば、本当は本妻の自分をさしおいて夫・英雄(小野寺昭さん)の子をこっそり産んでいた郁子(姿晴香さん)にこそ庖丁突き出して暴れたいんでしょうけど、郁子があんまり蛙のツラに(中略)なのでそれができない。しかも自分の唯一の誇りと拠り所である息子の稲彦を、郁子の子・碧に汚されてしまったという惨めさ屈辱感が綯い混ぜになって、怒りの併せ技が碧に集中して「罪の子を孕んだ!虫酸が走る!」と襲いかかったのでしょう。かつてのフランス人形アイドル・鰐淵さんの捨て身の怪演もあって、あり得ないけれど真実味はある修羅場表現。

この場面、萌子は碧が住むマンションを訪ねた時点で、白地に曼珠沙華?のような赤い花を散らした和服。遠目にはいきなり血の飛沫に見える柄。衣装さんグッジョブ。

碧が帰宅して、ソファに座る和服女性の後ろ姿に郁子かと思い「お母…さん?」と近づくと、じわーっと嫣然と振り向いたのは萌子…と、ホラーチックな演出がこの回も冴えました。

この後も、靖顕の妻となりながら異母兄の稲彦の子を身篭る罪深さに耐えかねた碧の自殺未遂と、その救命のため胎児をあきらめなければならなくなる…という悲劇は続きますが、一時は「俺たちは夫婦なんだ、だから碧の腹の子はオレの子だ、俺たち夫婦の子として2人で育てよう」とまで啖呵を切った靖顕の雑食的“なんでもあり”っぷり、父子も夫婦も年中大音量で怒鳴り合うテンション高い稲彦一家など、“悲しい、イタい、かわいそう”に塗り潰されない、毎話見どころが一箇所もないことは絶対ない、視聴者フレンドリーな展開です。

他の男と結婚した後に、こちらも妻子ありとなった英雄との間の碧をもうけた郁子といい、稲彦と駆け落ちまでしながら靖顕と結婚した碧といい“女は自分の子の本当の父が誰かわかっているが、男は妻が産んだ子でも自分の子か確信がなく、どう対応するかは本人の度量次第”という“身体構造に基づく女のしたたかさに対する、男のナサケなさ無力さ”がこのドラマの裏テーマかな?という気もします。

とりあえず、異母兄妹と知って沈黙のまま身を引こうとする碧の気持ちも知らず、未練がましく(自分たちの仲を裂いたと思しき)父・英雄にも食ってかかる稲彦といい、碧の妊娠と中絶未遂騒ぎも知らず「おふくろの葬式に何故来なかった、親戚中に大恥をかいたぞ」と帰宅早々怒鳴って妻を床に突き飛ばす靖顕といい、かたや“勘の鈍いバカ”こなた“単細胞で粘着”と、どっちと一緒になっても碧は幸せになれなさそう。

“結ばれてほしいのに結ばれない悲恋カップルの物語”に見えて、根本のところで絶対そうではない。本当に奥の深いドラマです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オイルショーーーック

2007-12-18 17:16:46 | テレビ番組

会場キャンセル、もしや破局?で身辺騒がしい、王貞治監督ご息女で雑穀野菜ソムリエの王理恵さんは、『さんま御殿』か何かで最初にお顔を見たときは単純に「ホームベースでなくてよかったね」と思いましたが、改めてプロフィールや新聞の写真を見ると、どこかがどうにかなれば米倉涼子さんになる顔ですな。

て言うか米倉さんのほうが、かなり大人数の顔の“どこかを延長するだけした果ての終着点”顔なんだと思う。すべての道はローマに通ずじゃないけど、すべての顔は米倉に通ずか。

 米倉さんがローマだったら、とりあえず月河はグリーンランドくらいに居るんだろうな。別に万難を排してローマまで延長線引きたいとは思わないが、アイスランド辺りに夏川結衣さんがいたらウマーだなとは思います。ノルウェーに井川遥さんでもいいかな。

……暗黒中世天動説時代のヨーロッパ世界地図みたいなことを言ってないで、先週14日放送の『爆笑オンエアバトル』を振り返ってみましょう。

この日は例の佐世保市スポーツクラブ散弾銃乱射事件で犯人逃走中確保できず、という状況の中で、放送時間も30分繰り延べ。録画失敗した人が多かったのではないでしょうか。月河も2300近くにたまたま『報ステ』の字幕で逃走中の字句を見かけ、すわ!?と思って録画枠を後ろ延ばししておいたからすれすれセーフでしたが、あの時間にTVもネットも一度も見てなかったら2440、放送が始まったところで切れていたはずです。

とりあえず今回は、初めてイワイガワで思い切り笑えたのが気分よかった。いつもジョニ男の1人芸になりがちですが、井川って要するにオドオド→勘違いに徹すれば機能するんだな。学ラン学帽(似合わない→)ガリ勉メガネで、ジョニ男の畸形的おじさんキャラ臭を際立たせるための、いつもの中途半端な“いま風若者コスプレ”よりずっといい。

ジョニ男もいつもより半径の狭い(舞台の端から端まで動き回らない)ネタな分?身体のキレがよかったし、オチ前の『Mステ』テーマ曲→「いったんCMいきまーす」でジョニ男がタモさん眼鏡を出し損ねるアクシデントが457kbにとどまった主因かもしれませんが、咄嗟の判断で“引っかからない”(←「なにタモさんになろうとしてんだよ」等と、“本当はこう演りたかった”筋に言及しない)ことを選んだ“お笑い運動神経”に、コンビとしての懐の深さを垣間見た気がしました。個性派、実力派としてオンバトウォッチャーに根強い人気のある人たちですが、月河が心から「次のオンエアネタが楽しみ」と思うことができたのは初めてです。視聴者としても軽い達成感が味わえました。

この日最高kb509)を叩き出したパンクブーブーは、安定しているし前回ほどタカアンドトシ似臭を感じさせませんでしたが、over500までの破壊力はなし。黒瀬の「も゛ーいいよっ」逆ギレ絶叫でのオチも弱い。佐藤は「ニンジンっておいしいですよね」「北マクラだから?」などのおとぼけボケより、「“そこに山があるからだ”…何わけのわかんないこと言ってやがんだって」って言うときの憎たらしキャラを伸ばしていってほしいがな。

前回驚きの満kbを出した上々軍団は、473kbと好調持続かに見えますが、終盤の歌ネタに入るとまったく笑えない。何が笑えないって、元歌を『Waになって踊ろう』以外知らない(爆)。

前半の学園友情ネタも、何も“腋が臭い”をあんなに引っ張ることはないだろうに。彼らは気がついてないかもしれませんが、腋臭ってHIVやアルツハイマーと同じくらい、当事者は悩んで通院したりしてる病気なんですけど。この人たちが2人揃って面白いだろう、笑えるだろうと思っている事柄が、月河の周波数にどうにも合わない感じ。

「もっと低kbでいいのに」と思える組の高kbオンエアが続くと、最近は「愛され体質なんだろうな」と考えることにしていますが。

2度目のチャレンジで初オンエアなったザ・ゴールデンゴールデン4441kb。テレ朝スーパーヒーロータイム好きにはこたえられないネタなんですが、まだ緊張とオンバト不慣れなせいでテンポがいかにもぎこちない。

「オレたち、爆発戦隊すごいんジャー!」と“名乗りだけカッコいいが働きは頼りない”という可笑しさのキモも、しゃべくりが学芸会っぽく、ともすれば間がスカスカになりリズムがないので、“一般人なのに顔もクチも破壊力”な女装キャラとの対比が鮮明にならない。

でも合間合間での「ウソだ!」のリフレインなどセンスはあると思うし、ネタの発想が好きなので、早くオンバトの空気や時間の使い方に慣れて、もうひとネタ見せてほしい。

回文が続々出てくるというインパクトが薄れてきて低空飛行が続くレム色は、今回も369kbでギリ5位でしたが、ルー大柴を出して「イェイ!」から“水泳”を出し、(本来回“文”ではなく単語である)「1位」でキレのよさを印象付けた。青色倉沢の「くぅずれ(崩れ)落ちるわ」「深爪かっ…?」「ホントにつながんのかよっ」という独特の間合いのツッコミ、2人甲乙付けがたい滑舌、どうにかして回文以外の笑いに活かせないものかと思いますが、非回文ネタをやると「なんだ回文じゃないの?」とあらかじめ失望を買ってしまうだろうし、難しいところかな。

この番組、週日最後の夜、しかも放送時間が時間だけに、最も願うべきは贔屓の誰がオンエアされるかどうこうじゃなく“録画が危なくなるような事件や天災が起こらないこと”かもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする