会場キャンセル、もしや破局?で身辺騒がしい、王貞治監督ご息女で雑穀野菜ソムリエの王理恵さんは、『さんま御殿』か何かで最初にお顔を見たときは単純に「ホームベースでなくてよかったね」と思いましたが、改めてプロフィールや新聞の写真を見ると、どこかがどうにかなれば米倉涼子さんになる顔ですな。
て言うか米倉さんのほうが、かなり大人数の顔の“どこかを延長するだけした果ての終着点”顔なんだと思う。すべての道はローマに通ずじゃないけど、すべての顔は米倉に通ずか。
米倉さんがローマだったら、とりあえず月河はグリーンランドくらいに居るんだろうな。別に万難を排してローマまで延長線引きたいとは思わないが、アイスランド辺りに夏川結衣さんがいたらウマーだなとは思います。ノルウェーに井川遥さんでもいいかな。
……暗黒中世天動説時代のヨーロッパ世界地図みたいなことを言ってないで、先週14日放送の『爆笑オンエアバトル』を振り返ってみましょう。
この日は例の佐世保市スポーツクラブ散弾銃乱射事件で犯人逃走中確保できず、という状況の中で、放送時間も30分繰り延べ。録画失敗した人が多かったのではないでしょうか。月河も23:00近くにたまたま『報ステ』の字幕で逃走中の字句を見かけ、すわ!?と思って録画枠を後ろ延ばししておいたからすれすれセーフでしたが、あの時間にTVもネットも一度も見てなかったら24:40、放送が始まったところで切れていたはずです。
とりあえず今回は、初めてイワイガワで思い切り笑えたのが気分よかった。いつもジョニ男の1人芸になりがちですが、井川って要するにオドオド→勘違いに徹すれば機能するんだな。学ラン学帽(似合わない→)ガリ勉メガネで、ジョニ男の畸形的おじさんキャラ臭を際立たせるための、いつもの中途半端な“いま風若者コスプレ”よりずっといい。
ジョニ男もいつもより半径の狭い(舞台の端から端まで動き回らない)ネタな分?身体のキレがよかったし、オチ前の『Mステ』テーマ曲→「いったんCMいきまーす」でジョニ男がタモさん眼鏡を出し損ねるアクシデントが457kbにとどまった主因かもしれませんが、咄嗟の判断で“引っかからない”(←「なにタモさんになろうとしてんだよ」等と、“本当はこう演りたかった”筋に言及しない)ことを選んだ“お笑い運動神経”に、コンビとしての懐の深さを垣間見た気がしました。個性派、実力派としてオンバトウォッチャーに根強い人気のある人たちですが、月河が心から「次のオンエアネタが楽しみ」と思うことができたのは初めてです。視聴者としても軽い達成感が味わえました。
この日最高kb(509)を叩き出したパンクブーブーは、安定しているし前回ほどタカアンドトシ似臭を感じさせませんでしたが、over500までの破壊力はなし。黒瀬の「も゛ーいいよっ」逆ギレ絶叫でのオチも弱い。佐藤は「ニンジンっておいしいですよね」「北マクラだから?」などのおとぼけボケより、「“そこに山があるからだ”…何わけのわかんないこと言ってやがんだって」って言うときの憎たらしキャラを伸ばしていってほしいがな。
前回驚きの満kbを出した上々軍団は、473kbと好調持続かに見えますが、終盤の歌ネタに入るとまったく笑えない。何が笑えないって、元歌を『Waになって踊ろう』以外知らない(爆)。
前半の学園友情ネタも、何も“腋が臭い”をあんなに引っ張ることはないだろうに。彼らは気がついてないかもしれませんが、腋臭ってHIVやアルツハイマーと同じくらい、当事者は悩んで通院したりしてる病気なんですけど。この人たちが2人揃って面白いだろう、笑えるだろうと思っている事柄が、月河の周波数にどうにも合わない感じ。
「もっと低kbでいいのに」と思える組の高kbオンエアが続くと、最近は「愛され体質なんだろうな」と考えることにしていますが。
2度目のチャレンジで初オンエアなったザ・ゴールデンゴールデンが4位441kb。テレ朝スーパーヒーロータイム好きにはこたえられないネタなんですが、まだ緊張とオンバト不慣れなせいでテンポがいかにもぎこちない。
「オレたち、爆発戦隊すごいんジャー!」と“名乗りだけカッコいいが働きは頼りない”という可笑しさのキモも、しゃべくりが学芸会っぽく、ともすれば間がスカスカになりリズムがないので、“一般人なのに顔もクチも破壊力”な女装キャラとの対比が鮮明にならない。
でも合間合間での「ウソだ!」のリフレインなどセンスはあると思うし、ネタの発想が好きなので、早くオンバトの空気や時間の使い方に慣れて、もうひとネタ見せてほしい。
回文が続々出てくるというインパクトが薄れてきて低空飛行が続くレム色は、今回も369kbでギリ5位でしたが、ルー大柴を出して「イェイ!」から“水泳”を出し、(本来回“文”ではなく単語である)「1位」でキレのよさを印象付けた。青色倉沢の「くぅずれ(崩れ)落ちるわ」「深爪かっ…?」「ホントにつながんのかよっ」という独特の間合いのツッコミ、2人甲乙付けがたい滑舌、どうにかして回文以外の笑いに活かせないものかと思いますが、非回文ネタをやると「なんだ回文じゃないの?」とあらかじめ失望を買ってしまうだろうし、難しいところかな。
この番組、週日最後の夜、しかも放送時間が時間だけに、最も願うべきは贔屓の誰がオンエアされるかどうこうじゃなく、“録画が危なくなるような事件や天災が起こらないこと”かもしれません。
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