イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

待っててくれた人

2009-07-23 01:10:37 | ニュース

日食と天変地異の連関はいまや迷信でしょうが、山口県~鳥取県の水害報道を見ると、やはり“来るものが来てしまったのかな…”の感がありますね。梅雨は明け、台風シーズンでもないのに、土石流を起こすほどの大雨とは。

自宅を失って命からがら避難した地元の方々もいるのに、一方では観測ツアーを組んで全国各地から悪石島に天文ファンが集結して、何日も前からテント村作って泊まり込み空を仰いでいるというのも奇妙な眺めです。

ちなみに月河地元でも、午前1000過ぎから、最大で3分の1ほど欠ける部分日食が観られる予定でしたが、ここ一週間ほどまともな晴天の時間が一日のうちに何分何秒あるかってくらい天気が悪いため、昨日・一昨日・その前・さらにその前…と変わらないうすらぼんやりした空が、ますますうすらぼんやりしただけの、きわめてテンション上がらん話で天体ショー終了

今日(22日)の『つばさ』は、いつも世話焼きなつばさ(多部未華子さん)が翔太(小柳友さん)の問題で落ち込んでいると知るや、通常ハタチのおかんにおんぶに抱っこの玉木家家族が、次々つばさの部屋を訪れて、それぞれのやり方で励まそうとするのがおもしろかった。

知秋(冨浦智嗣さん)はいきなり腕相撲で「強くなったでしょ、ボクだって力になれると思うよ」、千代お祖母ちゃん(吉行和子さん)は「掃除機の紙パック取り替えて、こういうことはつばさに訊かないとね」、竹雄お父さん(中村梅雀さん)はやっぱり甘玉。そして白眉は加乃子さんで「占いによるとねっ、今週のつばさのラッキーカラーはオレンジだってーホラホラ」と、本物のオレンジ筆頭に、家中のオレンジ色グッズを掻き集めて来ました。ハワイアンな髪飾りはともかく、夏服の季節に毛糸の手袋、湯たんぽらしきものも見えましたぞ。何より、この攻勢かけるのに、自分もオレンジTシャツオレンジスカーフオレンジキュロットに着替えて来るのが加乃子さんらしい。

娘の落ち込みに、親子きょうだい相談して全員で何かやるのではなく、“1人ずつ好き勝手に、まちまち”にやって来るのが玉木家らしいというか、このドラマらしいんですよね。型に嵌まったホームドラマ、ほのぼのしんみり家族コメディ的なものが滅法苦手な月河が、こよなくこの作品に心惹かれる所以。

結局斎藤社長(西城秀樹さん)が教えてくれた翔太の潜伏先=東京のビジホに、つばさは尋ねて行きますが、川越から“東京に舞台が移りましたよ”を表現する映像が、東京タワー入りの遠景とクルマびっしり往来、あとクラクションの効果音。これは昼帯と変わりませんね。『夏の秘密』では下町が舞台のシーンでは隅田川(?)下流近くの遠景、紀保(山田麻衣子さん)のアトリエに舞台が移る時は南青山の交差点。なに、観るほうが想像力の転轍機を、うまいことガッチャンできればいいのです。

コメント
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