イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

鉄でできた円形の

2008-11-16 00:42:28 | お笑い

『爆笑オンエアバトル』、前後しますが1113日(木)放送分からいきますか。パンクブーブーパップコーンがともに505kb1位。over5002組出た回は久しぶりのような気がします。そうでもないかな。

 パンクブーブーは“キャメラマン”1本で押し切った点に自信が感じられましたが、安心して満遍なく笑える代わりに、どこで笑わせてくれるかというワクワク感がちょっと薄れた。「オレ野鳥か!」のツッコミが入るまでバードウォッチングを模しているとわからない無言のモーションに時間をとりすぎだし、「オレは不可能を可能にする男だぜ」「(そんなヤツいたら連れて来いよ→)でもアイツ忙しいからさぁ」などの、このコンビの看板くすぐりも今日は若干流され気味。“きゃめらマン”ボケで終始一貫して脇道にも入らず、黒瀬が「もーいいよっバカバカ」とキレて終了というクロージングも、以前に別ネタでも見ましたが、彼らの実績と力量ならもうひとひねりしてオトすべき。10回目のover500まで来るとハードルも上がります。「胃きゃめら」と忘れた頃にもうひと押し押し込むセンスはさすが。

同点1パップコーンは、観測点役のメガネ芦沢の台詞がところどころ語尾の明瞭さを欠くなど、依然演りの雑さがはしばしで目につくものの、今回は5人いる”ことをしっかり活かせるネタになっていたことを評価してあげたい。駅前で見かけた3人の人間関係はしっかり把握できて一件落着、でも肝心の自分の待ち合わせ相手とすれ違い…というストーリーとまったく関係なく挟みこまれる、髭アフロで実は弁護士の須田の「恋か?」「告白か!」「第一印象でか?」という勘違いがいたく気に入りました。隙のないネタ構成や流麗なしゃべくりもお笑いの醍醐味ですが、こういう“浮き島”“飛び地”のような、大勢に影響しない仕掛けは大好き。第5の男・競輪選手木村の出没させ具合といい、彼らも連勝でだいぶ余裕が出てきたか。

ネタ本編より、収録前の楽屋でのパップコーンとの、戦隊みたいなやりとりがおもしろかった?ノンスモーキンはやや離されて469kb3位。昨年のいまごろオンエアになった“恐怖の館”の伯爵が副業でホテルもやってて、またグリーンチェックシャツのアイツが来ちゃったみたいな感じ。序盤で生年月日書かせたことがオチの誕生日パーティーにつながるなど進化はみられたものの、後半の有線放送に入ってからテンションが急降下。それでも469入る辺り、やはり月河同様大方の期待度が高いんでしょうね。昨年度はじゅうぶん圏内だったのに、11月以降チャンピオン大会出場権バトルに参戦しませんでしたが、今期のチャレンジインターバルを見る限り、本気で狙っていそうなので今後も注目したいところ。

初出場初オンエアのマッドドッグスは、関口・吉田ともに別コンビからの新結成にしてはこなれているんですが、空気の急造感は拭えなかったか。えんにちの路線を目指しているわけではなさそうですが、関口の不良・族キャラを、年齢不詳風なツッコミ吉田がどう転がしていいかまだ手探りしている感じ。関口が新コンビになっても金髪・髭・ツナギをやめないのは、覚悟のこだわりと見るか、“変えかねている”と見るべきなのか。関口の前所属・クロスパンチのオンエアは一度見ましたが、当時よりは関口単体では闊達になっていると思う。445kb4位はご祝儀相場も入ったか。

今週いちばん笑ったのは初見のカノン413kb5位の評価以上に内容は良かった。何よりメガネのボケ樋山の、カスタマーセンターのオペレーター役が嵌まりすぎるくらい嵌まった。ここ3年ぐらいで数え切れないくらい経験しましたが、カスタマーセンターって本当にああいう感じの、様子様子したイラつく応対多いですもんね。マニュアル読み上げ調から、いきなりタメグチ呼び捨てにはならないまでも、途中で急に半笑いで馴れ馴れしい口調になったりね。こっちがシロウトで部品名やテクニカルタームを知らないのをバカにしたように、「○○とおっしゃいますとぉー、どぉーいったーアレでしょぉかー…?」とアナログ盤逆回転みたいなスローしゃべりの半疑問形になることも、「あるある」。要するに落語『寿限無』なんだけど、オチのキレ(←カッターだけに)のよさも今回オンエアの中では一番。客役・田丸は20年前ぐらいの岸部一徳さんに似てますな。1勝1敗。オフエアになった回のネタも見たいな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする