イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ラブコメかっ!

2008-04-15 19:59:17 | アニメ・コミック・ゲーム

昨日(14日)夜は月曜日。『くりぃむナントカ』がゴールデン進出(23日~らしい)で空いたスペース(テレ朝系2315~)に開店したのが『お試しかっ!』なんですね。タカアンドトシがメインで、いろんなことを“もしも~~だったら”と“お試し”してみる、というフォーマットの番組らしい。

開始17分ぐらいから出会いがしら視聴。お笑いブーム去りし後に生き残った数少ない組の中では、タカトシに結構、シンパシーあるんだな月河。やっぱりご当地パワーかな。土日、それも昼しかTV見られないような時期がちょっと続いても、マルちゃん焼きそば弁当おかか味と、鈴木商会のCMだけは目にするしな。

“もしも相方が○○になったら?”トシは南海キャンディーズしずちゃん、タカは小島よしおと急造コンビ。この相方決めの部分を見逃したんだな。何がどうなってこういうコンビになったんだか。とにかくネタ打ち制限時間、設定1時間。

わかってないようでちゃんとわかってるしずちゃん相手に「女優か!」「乳頭か!」を節目~オチに使って無難にまとめたトシコンビに比べて、ネタ打ち段階では「ツッコミで入ったほうがボケに回り、ボケだったほうがツッコむ」みたいな高等戦術を高らかにうたいあげていたタカコンビは本番絵に描いたようなダダすべり。

でもTV的見ものとしちゃタカ&小島のほうが笑かしてくれましたね。原稿用紙まで出して放送作家並みのノリでネタ書き込んだ打ち合わせの段階では、小島がTシャツ短パンで着衣。それが本番行っていつもの全裸ブリーフじゃ、観客が“おっぱっぴー待ち”モードになっちゃうのも無理ないですわねぇ。

「ピンじゃ、売れても不安。がっちりツッコんでくれる相方がほしい」と小島に言わせ、「任せてよ、13年漫才ばっかりやってきたんだから」とタカ。おい13年かい!でもオマエボケだったじゃん!と、これだけで、タカアンドトシのブレイク前を知る者には爆笑です。

タカ「オマエなんだいつまでもそんなカッコウで!服を着ろ服を!」と最後のほうは、“キレついでに脱いじゃったカンニング竹山”みたいだった。んでまた、一応筋肉締まってるのが売りの小島が穿くとメタボリック・タカの短パンブカブカズルズルなんだな。いちいち爆笑。

M1チャンピオンOBということで、楽屋ネタ打ちモニターだけブラックマヨネーズがコメンテーターとして出演。これは意味がわからないしもったいなかった。『くりぃむナントカ』からの、言わば残業と取られても仕方がない。ふだん視聴者・観客の目に触れない“ネタ打ち”にどれだけ可笑しさがあるかは年末年始の『ドリームマッチ』で一般的に立証済みなので、お笑いの楽屋裏を商品化するならもう少しハラくくってほしいところ。

それにしても、073月に『爆笑オンエアバトル』3連覇成らずで“野に放たれた”タカアンドトシにとっては、“ガチ漫才ネタ披露できないフィールド”(←ヒナ段馴れ合いトークやバラエティ賑やかし役)でも、“まるっきし使えないわけじゃない”をどうにかプレゼンして“ギリ踏ん張った”1年間だったような気がします。

踏ん張るについてどれだけプレッシャーかかったかは、キレ脱ぎタカの“人間としてギリ”なカラダの輪郭線に見事に現われていましたね。頑張れタカ。2年後ぐらいに最愛のトシを“若くしてクモ膜下出血で相方を失って就職活動”なんて立場にしないであげてね。焼きそば弁当おかか味、醤油味、塩味、ぜんぶ買って食べてるからさ。おかげでこっちも軽くメタボ付き合ってあげてる(特に非高齢家族)からさ。

 彼らが1年間表舞台から忘れ去られず失墜せず“踏ん張り切れた”原因は、もちろん若手の中で数少ない“露骨関西吉本臭のなさ”もありますが、先輩や同僚に“あんまり嫌われ叩かれなかった”、つまりはオリエンタルラジオみたいなポッと出天狗っぽい、ブイブイ言わせてるっぽい空気を身に纏わなかったから、それに尽きると思うのです。

しかしこのことは、言い換えれば“「漫才うまい、できる」の評価のわりにはさほど誰からも興味持たれなかった”からとも言える。

テレビ朝日がくりぃむしちゅーの後を“お笑い技量のわりにあまり興味持たれてない”彼らに託したのは、ある意味チャレンジだし、タカトシ自身にとっては『黄金伝説』でのサバイバル披露もろもろは「この日のための長く辛い伏線だった!」ってぐらいのラストチャンスでしょう。

さまぁーずの「××かよ!?」にも対抗でき得る「××かっ!」というタイトリング語尾を持てただけでも一目(もく)もらい。4月スタート、9月まで、いや夏休みまでがヤマか。ご当地タレントくん、積極的に視聴しましょう。BBSにも書き込みましょう。

いやしかし、そんなにタカトシ好きだったかな月河。

『花衣夢衣』は第12話。金沢に友禅修業に出た真帆(尾崎亜衣さん)と運命の人・呉服店息子羽嶋将士(真嶋秀和さん)の出会い。路上でぶつかってドンピシャ「なんて感じ悪い、イヤな男(or女)だろう」→恋愛感情、ってそれベタなラブコメコミックじゃん。時代設定は昭和28年ですが、お話を前に進ませる方法論は、かなりバブル期です。

コメント
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