山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

大予言的中! 王者倒れる 

2007-08-16 21:08:48 | Weblog
 73年間もの王者の座もついに他者に明け渡すことになった。
 今日、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で最高気温が40.9℃を記録し、昭和8年に山形市で記録した40.8℃を更新した。
 思えば8月3日の記事(←クリック)は日本最高気温の更新を予言したようなものであった。でも、今日の記録もいつまた破られるかわからないほど日本列島の熱帯化は進行していると言うべきであろう。北極近くなら「温暖化」という言葉も適当だが、日本など温帯については「熱帯化」と申した方が適切である。恐らく、ここ2~3年で多治見市と熊谷市の記録も破られるのではないか。
  いわば最高気温の王位争奪の戦国時代突入と申して差し支えなさそうだ。

 ※写真は山形市で7月25日(73年前の日本最高気温の日)に開催された記念イベント(←クリック)で使用された揃いのTシャツ。このTシャツが役に立つ期間は短か過ぎた。
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猛暑の公園でこんなもの見つけた

2007-08-15 23:54:50 | Weblog
 連日の猛暑にもかかわらず緑多き公園の中はやや涼しさを感じる。
 ふと、なんか得体の知れないものだが、どことなく可愛らしい(メンゴコイ)ものを見つけた。
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真夏の昼の夢・・・打ち水

2007-08-13 22:10:04 | Weblog
 暑い、暑い、アツ~イ!!
 ほぼ毎日が猛暑日だ。
 それでも昭和8年に日本最高気温40.8℃を出した山形市としてはこの程度の暑さは序の口なのかもしれない。
 でも頭ではわかってはいても、こう連日猛暑日が続いては叶わない。
 明日も猛暑日らしい。
 こうも暑いと体力を消耗するから、少しでも涼しい所で寝そべっているのが一番だ。
 こうしてまどろんでいるうちに、美しい天女のようなお姉さんたちが打ち水している夢を見た。こわ~いカミナリ様が夢に現れないのはボクの人徳(にゃん徳?)のゆえなのか。

※[参考]日本最高気温と打ち水についての7月25日の記事(下記URLをクリック)
   http://blog.goo.ne.jp/rekishi-huukei/d/20070725
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民主党 よくぞ男に 生まれけり

2007-08-10 22:27:27 | Weblog
 またあまり記事にしたくない政界の話題となった。
 夕涼み よくぞ男に 生まれけり という川柳を知る者も今では少ないが、今は昔、真夏の暑い季節に路地裏の縁台で男たちが肌を曝け出して夕涼みしているおおらかな様子を詠んだものである。いわば超クールビズ姿でも男衆ならば誰も咎める者がいなかった。まさにこの上ない地球に優しい情景である。
 ところが、庶民の味方として参院選で大勝利の民主党では小沢党首を始め党幹部の多くが炎天下の中でも背広にネクタイの姿で参院選を闘っていたのが気になっていたら、ついに党の重鎮の西岡武夫氏が国会でのクールビズ姿の禁止を提案しようとした(撤回)。とりわけ民主党の男性議員はネクタイすべしということのようだ。
 むろん、クルマ走行など地球温暖化の要因になっているものは数多く、ノーネクタイだけで温暖化が防止できるわけはないのだが、やはり地球温暖化問題に本気で取り組むなら、クールビズはその姿勢を示すものとして大切と言えよう。
 同党の他の政見はともかく、真夏のネクタイ着用派が民主党の主流だとすれば、やはり問題ありと言わざるをえない。それでも猛暑でもネクタイ着用を通すなら、冷房の効いたクルマには乗車せず、炎天下でも歩き通してほしい。
 ※ 写真はWikipediaより
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明日から超高齢天才少年画家の展示会

2007-08-09 21:37:03 | 建物
 明日8月10日から文翔館(重要文化財旧山形県庁舎)で2年前に83歳で亡くなった故結城泰作さんのペン画展が開催される。
 結城さんは平成13年から山形市内の古い建造物を文房具店ですぐ手に入る2百円の水性ペンで描き始め、山形市内の建物だけで約150点、県内全体で約350点を描いた。もともと建築関係の仕事をやっていた関係で手書きの図面作成はお手のものであったが、ほとんどフリーハンドでペンを走らせたというから驚きである。しかも細密なタッチのうえ少年のような遊び心満点の画風で、若い女性にも人気が高い。
 結城さんのペン画を眺めていると、まるで明治から昭和にかけての山形の街並みがメルヘン世界となって甦って来たような気分になる。
 同様な展示会は今年の4月から5月にかけて山形市郷土館でも開催されたが、まだご覧になっていない方はこの機会に是非観覧をお勧めしたい。
 開催期間は8月10日から17日まで
 なお、12日(日)の午後1時から同展示室で歴史景観フォーラムが開かれるので、これも是非参加してみたい。
 
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山形の街にバンソウコウ貼りたい

2007-08-08 18:12:14 | 街づくり

 バンソウコウ王子こと前農水相は辞任したものの、続投決意の安倍内閣自体がバンソウコウだらけになったようなものだ。
 さて、今回の選挙は「地方の反乱」が民主党に勝利をもたらしたと言われているが、わが山形市の場合はどうか。
 こんな東北地方の片隅の都市でも20階建て以上のビルが間もなく計3棟になろうとしている。現代型都市生活を好む市民も激増し、高層マンションも増えた。だから、高所から眺める限り山形もすっかりあか抜けした都会の様相を感じさせ、大都市との格差が広がったどころか大都市と近づいたような感じすらする。
 だが、中心市街地のあちこちに“空き地”も増え、それらの多くが駐車場としての活用しか考えられていない。だから無骨で無粋な景観だけが街に広がり、地方都市らしい個性と情緒は失われて行くばかりだ。これで街の賑わいや活気が保たれるとは思えない。
 不適切な表現の恐れもあるが、この様相を皮膚病や顔面の怪我に喩えたくもなる。それゆえ、前農水相のように山形の街にもバンソウコウを貼りたくなる。
 
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花の山形~ 美人の出所

2007-08-06 23:53:13 | イベント


 昨日から明日までの3日間、山形の中心市街では花笠踊りのパレードが練り歩く。
 この花笠祭りを「東北4大夏祭り」の一つと自称するようになってから既に40年なのに、今なお「東北3大夏祭り」の文字列があちこちの観光案内、イベント案内に散見される。
 そもそもこの花笠祭りの歴史は他の三つの祭り(※)と比べて格段に歴史が浅い。第一回目が開催されたのが確か昭和38年であった。(※ 青森のねぶた、秋田の竿灯、仙台の七夕)
 今日も多くの大型観光バスが訪れたが、不思議や不思議、バスのフロントガラスに「東北3大夏祭り巡り」の貼紙があるのを何台も目にした。となると、青森、秋田、仙台のどれかが「3大」から外れたことになる。
 まあ、こんなムッズガスイハナス(難しい話)は無視することにして艶やかな花笠パレードを楽しんでください。
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56年前、日本を感動させた山村の中学生たち

2007-08-04 22:46:08 | 郷土史

      
 55年前の映画『山びこ学校』の上映会が今日あった。
 巨匠今井正監督のもと、主役の木村功を始め、杉葉子、滝沢修、岡田英次、東野英治郎、西村晃という錚錚たる名優陣(初代と二代目の水戸黄門役が名を連ねているだけでもすごい)の名前を見ただけでも素晴しい映画なのに、残存フィルムの保存状態は悲惨なもので、映像も音声も粗悪で、見るのにかなりの忍耐を要したが、慣れてくるに従い涙が溢れるほどの感動も覚えた。
 映画の舞台は現在山形県上山市に属している旧南村山郡山元村と中学校で、戦後間もない頃そこに赴任した青年教師(現在僧職の無着成恭氏)と教え子たちの奮闘の模様が描かれている。
 この映画のもととなったのは無着氏の指導により書き綴られた生徒達の生活記録で1951年刊行された同名の本である。この本はたちまちベストセラーとなり、いわゆる生活綴り方運動の実践例としても大変な注目を浴び、この山深い寒村には時の文部大臣まで訪れるなど戦後教育のメッカの様相さえ帯びてきた。
 しかし、無着氏は村の貧乏を世に曝け出した人物として村と山形県を脱出せざるをえなくなったようである。
 今、この村からは映画の画面で見られた茅葺き屋根の農家はすっかり消え失せ、生活も現代化したが、過疎に悩まされている。映画の子どもたちの多くも孫を持つ世代となっているが、村に残り、かつ農林業を生業としている若い世代はごく僅かとなっている。

※写真「上」は現在の山元地区(上山市) 下記ホームページより
http://www.yamu.deko8.jp/07-06-23mujinamori/07-06-23mujinamori.html
※写真「下」は映画の中で現れた山形市内の教育会館(現在は別の建物)
       主役と同僚の女性教師たちが教育研修で訪れた会場として登場
 
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猛暑日で山形市民が安堵!?

2007-08-03 23:01:49 | Weblog

 いやはや、暑いのなんの。
 昨日は37.2℃で、今日は35.8℃。明日は日本海を進む台風五号の再上陸の影響で何とか30℃を下回りそう。
 でも、7月はやっと月末になって真夏日が少しだけで、むろん、山形の夏らしい猛暑日にはならず、地球温暖化ならぬ地球寒冷化が心配されたが、8月になって2日間猛暑日が連続し、ようやっと日本最高気温達成の地にふさわしい猛暑を味わうことができた。
 でも、それでも安堵できない、やはりうかうかできない。毎年日本各地で40℃近くの高温になる箇所が報じられる。もっと記録更新をと期待する市民もいないでもない。できれは41℃以上を・・・という声も?!

※ 写真は近くの公園にて。背後の建物は文化施設。画面クリックで拡大
※ 日本最高気温記念イベントの紹介記事は下記のURLをクリック
    http://blog.goo.ne.jp/rekishi-huukei/d/20070725
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福島県中通郡山レトロ館めぐり

2007-08-01 23:17:38 | 建物

 先月の27日、所用で郡山市まででかけたついでに駆け足で明治・大正の建物めぐりをやった。平地に開けた土地だと思っていたが、結構あちこちにゆるい坂道があった。
 少し小高い所に立つのが郡山市の代表的歴史的建造物の「開成館」である。

写真「左上」開成館敷地内の旧安積開拓官舎 明治7年頃建造
  「右上」同上の内部と外の景色
  「左下」開成館 明治7年建造 旧福島県開拓掛事務所→郡役所
  「右下」開成館の3階の窓 山形の初代県庁舎や旧済生館本館よりも早い擬洋風建築
 ※お詫び 当初、「右」と「左」の記載が逆でした。

写真「左上」安積歴史博物館(旧福島県尋常中学校本館 重要文化財) 安積高校敷地内
      すぐそばに有名な安積疎水が流れている。
  「右上」郡山市郡山公会堂 1924年建造 登録文化財として3年前に改修
  「左下」開成山公園の水辺
  「右下」麓山の杜の水辺 郡山の市街地にはこのような水辺が多い
 ※お詫び  当初、「右」と「左」の記載が逆でした
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