山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

失恋運転根絶! 阿古耶姫からのメッセージ

2007-08-25 20:29:45 | Weblog
 福岡の3人の幼児が飲酒運転の車の犠牲になってから今日で一年になるが、自動車事故による全犠牲者数に占める飲酒運転の犠牲者の割合は2.1%だから、あとの97.9%はそれ以外の原因による死者ということになり(平成17年度)、たとえ酒酔い運転が根絶されても事故死者はたいして減少しないことになる。
 さて、上記の写真と飲酒運転とはどのような関係があるのだろうか。
 写真は山形を代表する古代の伝説「阿古耶姫と松の精、名取太郎との悲恋物語」の絵と、この伝説が秘められた山形市のシンボル千歳山の麓を走る国道13号である。
 陸奥国の郡司の娘阿古耶(あこや)姫は毎夜笛を吹いて訪れる若者と恋に陥り夫婦の契りまで結んだが、やがて彼から自分は千歳山の松の精で橋材になるため伐採されることになったと告白されて別離となった。太郎が姫を嫌いになったわけではないが、姫にとっては失恋は失恋である。
 もし姫が現代に甦って悲嘆を紛らわすために車のハンドル握るとしたら事故の可能性が大で、留置所行きになるかもしれない。
 失恋にしても、逆にアツアツ浮き浮きの状態でも、片思いの恋患いでも、また既婚者が不倫の発覚を恐れて落ち着かない場合も少量の酒気帯びよりははるかに頭の中はグラグラしており、不注意運転、そして事故を招くであろう。
 「飲酒運転根絶」「飲酒運転撲滅」の掛け声が盛んであり、むろんそれはそれでよい。だが同様に失恋運転根絶!恋煩い運転撲滅!ストップ・ザ不倫運転!の掛け声も必要ではないか。その他、考えごとしながらなど不注意運転を招く要因は数多い。しかし、それらを検知するシステムの開発はまずは不可能であろう。
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