山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

この軽自動車、東横イン西田社長の車?

2006-02-26 07:26:00 | 街づくり
 ああ、この歩道上の点字ブロックの上に堂々と!?お車様が鎮座ましましてござる。点字ブロックの上に鎮座しているということは、このお車様は視力に障害があられるのか、それとも老齢化による認知症のせいなのかもしれない。だが、いかに視力障害者とはいえ、ここもやはり公道上、長時間居座ってよいわけではない。
 しかし、お車様はやはりただの物体。歩道に侵入し、居座りを指令したのはドライバーの為せるわざ。しかも点字ブロック上に駐車していけないことは誰でもわかっているはず。だとするとこのドライバーは障害者の存在に無関心な人士ということになる。もしかしたらこの車は東横インホテルの西田社長の車なのか?。彼は障害者用の客室を他の用途に改造し、それを「スピード違反程度のようなもの」と喩えた“名言”の持ち主。(※2月10日の記事参照。) しかし彼の自宅は超豪邸。車も超高級車のはず。だとするとこの車の持ち主はごくありふれた平凡な市民でしかない。
 つまり、障害者軽視は西田社長特有のものではない。だから歩道上に、しかも点字ブロックの上にまで駐車する光景はありふれているのだ。そしてこの違反駐車の人士は「視力障害者が点字ブロックを伝って歩く姿を見たことがない。」と言うだろう。西田社長も、障害者はほとんど宿泊しないから専用客室を他の用途に改造したと述べたのと同じである。
 また、彼の「スピード違反」発言はクルマ優先社会の風潮を代弁している。スピード違反はそれこそ人命にかかわることで、重大さは歩道上の駐車以上だが、どちらも「大したことではない」とごく一般的に考えられていることでも同一である。

※ 写真は今月の22日に撮影。多かった雪も表通りではほとんど見当たらなくなった。

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