山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

本来は平地の豪商民家

2011-09-13 22:01:55 | 建物
 9月も中旬に入りながら真夏日が続いている。
 ところが、8月も下旬入りの22日は一日中の降雨があり、夕刻近くになるほど辺り一面が濃霧に包まれるほどの悪天候になった。
 まあ、ここは地理的には山岳観光地だから、なおさら悪天候がこたえたのであるが、それにしても今年は気候的に「想定外」の逆転現象が目立っている。
 ともかく、この山岳地帯の霧の中に浮かび建つ豪壮な民家は木組みも美しく迫力満点だが、この建物は本来は下界の平地にあったものを、観光施設の一部として現在地に移築したものである。
 でも、これほど豪壮で形体も独特(合掌造り風)な商家が山形市の近郊に在ったとは気づかないでいた。
 ともかく、在郷町にもかなり裕福で豪壮な民家が軒を連ねていたということは、どんな小さな町であってもクルマ社会の到来以前はそれなりの賑わいを見せていた証左でもある。

前回記事の設問回答
・山形市大字漆山(出羽地区) JR奥羽線漆山駅の近く
 ・山形市童子平(蔵王地区、蔵王温泉の手前、北は西蔵王高原)
コメント
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