ますます殺風景になりつつある市街地の中で何とはなしに心を和ませてくれる建物が蔵である。日本の伝統建築でありながら、立体的であるがゆえにどこか西洋的にも感じられ、彫りの深い窓は何かを語る口のようにも見えるからメルヘン的でもある不思議な建造物である。
山形の蔵の多くは概してシンプルなデザインが多いが、それでも一つ一つの蔵は個性的で、しっかりと自己の存在を提示している。
だから山形の蔵は母屋以上に大切にされてきたのかもしれない。
山形の蔵の多くは概してシンプルなデザインが多いが、それでも一つ一つの蔵は個性的で、しっかりと自己の存在を提示している。
だから山形の蔵は母屋以上に大切にされてきたのかもしれない。