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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ジャガイモ栽培(その2)」収穫と由来など

2009-06-07 | 家庭菜園

今日は「ジャガイモ栽培(その2)」として、収穫とジャガイモの由来などをご紹介します。

「ジャガイモの渡来」
ジャガイモはナス科ナス属の野菜で、南米アンデス山脈の高地が原産地といわれ、日本には1600年頃オランダ船によりジャカルタから渡来したようです。

「ジャガイモの名称の由来」
ジャガイモの名称の由来は、16世紀末にオランダ人からもたらされた当時のジャカルタがジャガタラと呼ばれていたため、「ジャガタラ芋」と呼ばれ、これが変化して現在のジャガイモという呼び名になったとする説やジャワ島の芋でジャワ芋が変化したとする説などがあるようです。

「収穫」
2月中旬の植え付けから約3ヵ月半での収穫となります。
今年は順調に発芽し、生長していましたが、雨が少なかった関係で、マルチをしていても畝の土が固まり、ジャガイモが大きく育たなかったように思います。
更に、ジャガイモの表面にソバカスのような斑点がつきました。原因を調べて来年に役立てたいと思っています。

・収穫前の畝です。下葉が枯れて倒れているジャガイモの茎です。


・メークインの畝を掘り起こしているところです。大きなジャガイモが1株に6個~10個ほどついていました。


「メークイン」
大正時代にイギリスから日本に持ち込まれた品種で、男爵よりやや粘り感があって、煮崩れしにくいため、カレーやシチュー、肉じゃがなど、煮て調理する料理に適しています。

・収穫したメークインです。


「男爵」
明治時代に川田龍吉(かわたりょうきち)男爵がイギリスから持ち込んで日本に定着させた品種といわれています。
デンプンが多くホクホクした食感がありますが、煮崩れしやすいため、粉吹き芋やマッシュドポテト、コロッケなど、潰して使う料理に適しています。

・収穫した男爵です。小粒の芋も目立ちます。


「キタアカリ」
男爵芋から品種改良し、線虫抵抗性を持たせた新品種で、カロテンやビタミンCの含有量が多いそうです。男爵より黄色が強く、美味しいように思います。
男爵同様、粉吹き芋やマッシュドポテト、コロッケなど潰して使う料理に適しています。

・収穫した「キタアカリ」です。こちらは比較的大きな芋が揃っています。


「私の栽培方法」
畑の準備
・ジャガイモはナス科の作物なので、なす、トマト、ピーマンなどとの連作は避け、1年以上の間隔をあけて畝を作ります。
 畑には、1ヶ月くらい前に化成肥料と堆肥それに石灰を10㎡当たり500g程度の割合で施し、よく耕した後に90㎝~100cm幅の畝を作ります。
 石灰を多量に入れると土がアルカリ性になり、そうか病になりやすいので注意が必要です。 
 (そうか病とは、収穫した芋が滑らかな表面にならず、突起物のようなものが出る症状です)
種芋の準備
・種芋は毎年1月に農協で購入しています。
 大きな種芋は1片30~40gにカットし、1片に2~3個の芽が付くように縦に切ります。植え付けの2~3日前に切っておき、切り口を十分乾かします。
 (昨年までは切り口に草木灰をつけていましたが、今年は切り口を乾燥させる方法を選択しました。)
植え付け
・幅90cm~100cmの畝に深さ20cmの溝を2本掘り、株間30cmで2条植えとしています。
元肥 
・芋と芋の間に化成肥料を一握りずつ入れ、土を入れて畝を戻します。
・この後、一雨当ててマルチ用の黒いビニールを張ります。
 春植えのジャガイモ栽培は、地温の上昇と草が生えるのを防止するためマルチ栽培をします。       
芽 掻 き
発芽後10㎝程度になった頃に2芽残して弱い芽を掻き取ります。





ハーブ 「ボリジ」の花

2009-06-06 | 

今日は、星形の美しい花を咲かせるハーブ、「ボリジの花」をご紹介します。

この花はムラサキ科ルリヂシャ属の一年草で、原産地は地中海沿岸から北アフリカといわれており、日本への渡来は定かではないようです。
草丈は50cm~100cm、全草が細かい毛で覆われており、花茎の先に鮮やかなブルーの花が次々と下向きに咲きます。
星形の花は、咲き始めはピンクですが、次第に青色に変化していきます。

和名を「ルリチシャ(瑠璃萵苣)」と言い、瑠璃色の花が咲くチシャということからつけられたそうですが、その名の通り若葉はキュウリのような爽やかな香りがします。

・我が家の畑に咲いているボリジの花です。この花は3~4年前に知人から頂いたものです。


花はケーキの飾りや砂糖漬け、若葉は天ぷらやサラダに利用でき、薬効としては強壮作用があり、気管支炎、ストレス解消などに効果があるとされ、更には解熱や
利尿薬としても利用できるそうです。

・太い中空の茎に卵形の大きな葉を互生し、星形の花を咲かせるハーブ・ボリジです。


このハーブは昔から悲しみや憂いを払い、幸福と安楽をもたらすと伝えられ、うつ病や心気症の薬草として重宝されてきたそうです。

・咲き始めは、きれいなピンク色をしているボリジの花です。


ボリジの花は「スター・フラワー」と言われている通り、青くきれいな星型の花を咲かせます。
昔から画家たちが聖母マリアの青い衣裳を描くとき、この花の汁で青い色を作り出したといわれており、「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。

・鮮やかな青色と星形が見事なボリジの花です。(下向きのため花の下にカメラを置いて撮影しました。)


黒い雄しべの部分を取り去った青い花に、卵の白身を筆で塗りつけ、グラニュー糖をまぶしたボリジの砂糖菓子は、ケーキの飾りのほかにそのまま食べることもできるそうです。


古代ギリシャや古代ローマの植物学者たちはボリジの葉や花をワインに浸して飲むと、人々は愉快になり、あらゆる悲しみや憂鬱を忘れることができると言い伝えて
きました。
以来、ボリジはワインなどのアルコール飲料には欠かすことのできない材料として親しまれているそうです。


「花言葉」  勇気、 憂いを忘れる




「芒種」と田植え

2009-06-05 | 季節

今日、6月5日は二十四節気の一つ「芒種」です。

芒種の「芒(のぎ)」は、稲や麦など、イネ科の植物の果実を包む頴(えい)、即ち稲で言う籾殻にある棘のような突起を言います。
このことから「芒種」とは、「芒(のぎ)」のある穀物の種を蒔く時期と言う意味になります。暦便覧にも「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」とあります。

しかし、二十四節気で言われている季節と実際の農作業には1ヶ月程度のずれが生じているのが実情のようです。
6月5日と言えば、各地において既に田植えが始まっていたり、終わっているところもあるのではないでしょうか。?

・既に田植えが終わっている水田です。


私が住んでいる大阪南部の熊取では田植えの準備を済ませ、或いは田植えを始めたり、既に田植えが終わっている水田も目立つようになりました。

・田植えの準備を済ませた田です。 来週には水を入れて田植えを行うようです。


・田に水を入れているところです。この田では明日が田植えの予定だそうです。


・地元農家の Fさんご夫妻が田植えをしているところです。


熊取地方では、毎年「芒種」の前後にイネの種蒔きならぬ、稲植え(田植え)が始まります。

「芒種」には、麦刈りが終わり、「芒(のぎ)」のある稲植え(田植え)の始まる時期の意味もあるのでしょうか?



 


「歯の衛生週間」と「8020運動」について

2009-06-04 | 雑学

今日6月4日から「歯の衛生週間」が始まります。

「歯の衛生週間(6月4日~6月10日)」
「歯の衛生週間」とは、歯の衛生に関する正しい知識を普及啓発し、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図ることで、国民の健康を保持増進する目的で実施されているものです。
厚生省(現:厚生労働省)、文部省(現:文部科学省)、日本歯科医師会が主催となって国民みんなで歯の健康について考えようという週間です。

今年のスローガンは
  「かみしめる 生きる喜び 歯とともに」 となっています。

・今年のポスターです。(日本歯科医師会HPより)


元々は、1928(昭和3年)年から1938(昭和13年)年まで日本歯科医師会が「6(む)、4(し)」に因んで、6月4日を「虫歯予防デー」をとしていたことに始まります。
その後、1949(昭和24年)年からの「口腔衛生週間」、1952(昭和27年)年に「口腔衛生強調運動」、更に1956年(昭和31年)に再度「口腔衛生週間」に名称が変更され、1958年(昭和33年)から現在の「歯の衛生週間」になったようです。

「8020運動」
「8020運動(ハチマルニイマル運動)」とは、20本以上の歯を持つ高齢者はそれ未満の人に比べ、活動的で寝たきりになることも少ないなどの報告がなされていることから、80歳になっても自分の歯を20本持とうという運動です。









2005年(平成17年)に行われた第9回の調査では、80歳での残存歯数では約10本、80歳~84歳で20本以上の残存歯を持つ者は約21.1%となっています。
6年前の第8回調査と比べ大幅に向上しているものの、未だ不十分な状態と言われています。

一般に歯が抜ける原因は20歳前後までは虫歯が圧倒的ですが、30歳・40歳からは歯周病によるものが増え、50歳以上では80%が歯周病にかかると言われ、高齢者では歯を失う原因のトップを占めているそうです。

住民と歯科関係者が一体となって「8020運動」を進めれば、現在の60歳代前半では半数近くが、50歳代前半では4人に3人近くが8020を達成できるのではないかとされています。

自分の歯で食事をすると美味しく食べられますね。
80歳になっても自分の歯を20本以上持てるように、日頃から歯を大事にしたいものですね。




ヤグルマギク(矢車菊)の花

2009-06-03 | 

5月~6月頃、各地でよく見かけるこの花は、何の花かご存知ですよね。
この花は一般的に「ヤグルマソウ(矢車草)」いわれていますが、それは別名であり、正式名は「ヤグルマギク(矢車菊)」と言います。

今日は私の畑に咲いている「ヤグルマギク(矢車菊)」の花をご紹介します。

・畑の「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」はヨーロッパ、中近東が原産で、日本には明治初期~中期に渡来したと言われています。
学名はCentaurea Cyanus と言い、Centaureaはギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物だそうです。
この花は最高級のサファイヤと例えられ、古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも副葬品として発見された由緒ある花です。

・最高級のサファイヤと例えられている「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」の名前の由来は、花の形が鯉のぼりの柱の先につける矢車に似ていることからと言われています。
そのことから別名を「ヤグルマソウ(矢車草)」と言います。花は茎の先端に一輪咲き、草丈は50~100cm、花色は青、紫、ピンク、白などがあります。

・矢車に似ている「ヤグルマギク(矢車菊)」の花です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」の茎は下部で分枝し、全体に白い綿毛のようなものが密生しているので白っぽく見えます。
葉は互生し、柄はなく、長さ5~10㎝。茎葉の下部は羽状に深く切れ込み上部は長い線形です。

・「ヤグルマギク(矢車菊)」の茎と葉です。


元々は麦畑などに生えていた雑草だったそうですが、園芸用に改良されてピンクなどの品種が作られたそうです。

・「ヤグルマギク(矢車菊)」の蕾です。


・開花直前の「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「花言葉」 幸福、繊細、優雅


(参考)
・これが「ヤグルマソウ(矢車草)」です。
 日本の深山の湿り気のあるところに生えているユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です。
 名前は葉の形からつけられたようです。(画像はウィキペディアより)
ファイル:ヤグルマソウ Rodgersia podophylla.JPG





ブルーベリー栽培

2009-06-02 | 家庭果樹

私はブルーベリーを鉢で栽培しています。私が栽培している品種はラビットアイ系の「スワニー」と「マイヤーズ」です。
ブルーベリーは家庭において手軽に楽しめる家庭果樹です。
鉢で栽培でき、場所をとりません。完熟した果実を口にできる楽しみもあります。
下記に栽培方法を書いておきますので、関心のある方は一度お試しください。

「ブルーベリーの特徴」
1.他の果樹と比べて病害虫が殆どつかない
2.異なる2品種を混植し、受粉すればよく実がつく
3.乾燥に弱いので水やりを忘れないこと
4.他の果樹より結実が早い。2~3年目から収穫が出来る
5.酸性土壌に植えること
6.挿し木により比較的簡単に増やせる
7.寒い地方から暖かい地方まで栽培が可能ある

・4月中旬の開花時に綿棒を使用して人工授粉をしたところ、このようにたくさんの幼果がつきました。


・ブルーベリーの花です。


・受粉方法は、花の下に受け皿を用意し、筆か綿棒で花を軽くたたくと花粉が出てきます。それを他の品種の花に受粉します。同様に、互いの品種の受粉を繰り
 返します。
 受粉が成功すると幼果が上を向きます。


・ブルーベリーの実が次第に大きくなっているのが分かります。この時点で小さいものや生長の悪いものを「摘果」します。


・4月中旬の開花から約3ヶ月で収穫期を迎えます。収穫は紫色に完熟した果実からします。


「栽培方法」
「用土」
 ピートモス、赤玉土、鹿沼土を4:3:3位の割合で混ぜて使います。酸性の強い用土のほうが生育がよいようです。
「水遣り」
 乾燥に弱いので水切れに注意してください。排水が悪い土は反対に根ぐされを起こします。
「混植」
 ブルベリーは自家受粉をしないので同系統の異品種を植えることが必要です。
「剪定」
 2年目から長果枝の先端を切って短果枝を出すようにします。
 3年目以降は混み合う枝を元から切ります。数年して幹が古くなって花芽がつきにくくなったら根元から切ります。
「植え替え」
 鉢植えの場合は2年に1度、一回り大きい鉢に植え替えをします。
「施肥」
 3月上旬と5月上旬それに9月にお礼肥を与えます。

「健康効果」
・ブルーベリーは食物繊維を多く含んでいるため整腸効果があるそうです。
・また視力の低下を防ぎ、目の機能を高めることで話題になっています。
 1日に20~30粒食べて効果があると言われています。

「食べ方」
・生でそのまま食べる。
・ヨーグルトやアイスクリームに添えて食べたりします。
・保存は冷凍または乾燥させて保存します。




「写真の日」とは

2009-06-01 | 雑学

今日6月1日は「写真の日」だそうです。
そこで今日は「写真の日」について調べて見ました。

「写真の日」とは、1951年(昭和26年)に社団法人日本写真協会の「写真の日制定委員会」が6月1日を「写真の日」として制定したものです。
この制定根拠は、1907年(明治40年)の松木弘安筆の「寺島宗則自伝」に、「天保12年(1841年)薩摩藩の御用商人・上野俊之丞と鹿児島に同行し、6月1日に島津斉彬を写した-----」との記述を基に、この日が「写真の日」として制定されたものです。
しかし、後日この事が誤りであると確認されましたが、日本写真協会は6月1日を引き続き「写真の日」として各種の行事を行っているそうです。

写真が日本に渡来したのは寛永年間とされています。
そして、日本で最初にダゲレオタイプ(銀板写真)の撮影が成功したのは、1857年(安政4年)9月17日で、薩摩藩士の市来四郎、宇宿彦右衛門らが藩主・島津斉彬を撮影したものだそうです

・1857年に撮影された薩摩藩第11代藩主 島津斉彬の写真です。(ウィキペディアより)
       
 
この銀板写真は、現在鹿児島の尚古集成館に保存されており、1999年(平成11年)4月には、写真で初めての重要文化財として文化庁より指定を受けたそうです。

(参考)
カメラの発明者はフランス人の画家ダゲール(1787~1851)とニエプス(1765~1833)といわれています。
ダゲールは1822年にジオラマを発明し、1826年にヘリオグラフィーを発明、更に1839年に銀板写真を発明したそうです。
この銀板写真の発明がカメラの発明とされ、発明者の彼の名前をとってダゲレオタイプと呼ばれているそうです。
現在のポラロイド写真に似ており、複製を作ることが出来ず1枚限りのタイプだそうです。

また同じ頃、イギリスのタルボット(1800~1877)は「フォト ジェニックドローイング」という同様の写真術を開発していました。
こちらはカロタイプといって、紙に塩化銀を塗布し中間的な陰画(ネガ)を取るのに使い、ここから別の感光紙に密着焼付けを行って陽画(ポジ)を得る方式を取っています。この方式は複製が可能で、現在のフィルム写真の元祖のようです。
英語で写真のことをフォトグラフと呼んでいますが、この名称はここから出ているそうです。


参考までに、私がこのブログに載せている画像は下の2機種で撮影ています。

・主にブログ用に使用しているオリンパスキャメディアC-740 Ultra Zoomです。
 320万画素の画像を26%に縮小したもの(下のキャノンの画像)をブログに載せています。
               

・こちらはキャノン EOS Kiss X2の機種です。
 1220万画素の画像なので、13%に縮小したものを(上記オリンパスの画像)ブログに載せています。