らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ブドウ栽培(その2)ジベレリン処理

2009-06-13 | 家庭果樹
私は庭のフェンス沿いと畑にブドウ(巨峰)の木を植えています。
春の到来と共に新芽が伸び、房が出て大きくなり、やがてその房に色がつき、そして収穫を迎えます。
収穫までの約5ヶ月の間、ブドウは私にその栽培の楽しみと房が棚からぶら下がった素晴らしい眺めを提供してくれます。

その栽培方法については、5月19日に第1回目の「ブドウの栽培」でご紹介したところです。
今日は第2回目として、種無しブドウを栽培するための「ジベレリン処理」についてご紹介します。

「種無し処理(ジベレリン処理)」の方法
種無しブドウを栽培するためには「ジベレリン処理」を2回行う必要があります。
・1回目 全ての蕾が開花した日から3日以内に行います。濃度は25ppm(25㎎/1ℓ)
・2回目 1回目の処理から10日~15日後に、濃度は1回目と同じ25ppm(25㎎/1ℓ)で行います。この時点で房の長さを6~7㎝になるように切り詰めます。

更に、大きなブドウの粒を栽培するためには次の作業を行います。
「果粒の制限」
・巨峰の場合、1房に30~35粒位に制限します。
「摘果(果房の制限)」
・結実の状況を見ながら果粒が付いていない果房や、形が悪い果房を切り取ります。
一般的に、葉が10枚以上の新梢は2房残し、葉が6~7枚の弱い新梢は1房とするとなっていますが、私の場合は長い新梢でも1房にしています。

・5月20日にブドウの花が咲いた画像です。この後1回目のジベレリン処理を行いました。


・これがジベレリンです。
 この液剤を12.5ppmから25ppmに希釈し、花が咲いたブドウの房を希釈したジベレリン液に浸します。


・1回目のジベレリン処理が終わって数日経過したところです。開花時の小さな粒がこのように大きくなりました。


・1回目のジベレリン処理から10日~15日以内に2回目のジベレリン処理を行います。私の場合は5月31日に2回目の処理を行いました。


・2回目のジベレリン処理から数日で更にこのように大きくなります。このくらいになったところで袋掛けを行います。


・袋掛けをしたところです。庭の隅に植えている1本のブドウの木で20房ほど袋を掛けました。


なお、私が実施している栽培方法については、5月19日の当ブログ「ブドウの栽培(その1)」に書いていますのでご参照ください。

「お詫び」
  いつも当ブログを見ていただきありがとうございます。
  誠に勝手ながら、明日14日から数日の間休ませていただきます。
  所用が終了次第、再度書き出す予定にしていますので、引き続きご愛読くださいますようお願い致します。