らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

お彼岸に何故「ぼた餅」

2024-03-18 | 季節

昨日から23日までの1週間は春のお彼岸になります。

「彼岸とは」
お彼岸は仏教用語です。仏教では、私たちがいる煩悩に満ちた現世を「此岸(しがん)」と言い、悟りの境地であるあの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
此岸と彼岸の間には川が流れているとされており、この川がいわゆる「三途の川(さんずのかわ)」です。

仏教においては、お彼岸はこの世とあの世、つまり此岸と彼岸がもっとも近くなる期間とされており、お彼岸にご先祖様をしのび、供養することで、極楽浄土へ近づけると信じられていました。
お彼岸に墓参りや法要を行うのは、その風習の名残です。

「彼岸の供え物」
お彼岸のお供え物の定番といえば、お餅をあんこで包んだぼた餅やおはぎだと思いますが、何故ぼた餅なのでしょうか?
一説には、古来から赤という色には災難が降りかからないようにする魔除けの効果があるとされていたことによります。
赤い小豆は五穀豊穣を象徴する米と組み合わせて祭事に用いられてきました。
ぼた餅やおはぎ以外にも、小豆と米の組み合わせによる食べ物として赤飯が挙げられます。
邪気を払い、先祖の霊を慰めるために、お彼岸におはぎやぼた餅が捧げられてきました。
また、農作業が始まる春の彼岸にぼたもちを作り、収穫の時期に当たる秋の彼岸におはぎを作ることで、神様に感謝していたとも言われています。

「ぼた餅・おはぎの由来」
・ぼた餅
春のお彼岸にお供えするのはぼた餅です。
その由来は、春の花である牡丹からです。
・おはぎ
一方、秋のお彼岸にお供えするのはおはぎで、こちらも秋の七草の一つ、萩の花が由来となっています。
このようにお彼岸の季節に美しく咲く花になぞらえたものをお供えして、ご先祖様を供養しているのです。

お彼岸には、彼岸の入りの前までに仏壇仏具をきれいにし、お花や供物を供えます。
そして、彼岸の中日には彼岸団子(ぼた餅など)を備え線香をたきます。
また、出来るだけ僧侶を招き、読経をしてもらいますが、この行事は家族やごく親しい人で行い、それ以外の人は招待する必要はありません。
我が家では、まだ仏様がいませんので、実家の方角を向いて、ぼた餅を頂きます。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 里芋植え付け | トップ | ソラマメの脇芽取りと追肥 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぼた餅とおはぎ  (もののはじめのiina)
2024-03-18 08:45:42
春に咲く牡丹から「ぼた餅」、秋に咲く萩から「おはぎ」ですね。
「ぼた餅」は湿気が多く、「おはぎ」からはカラッとしているイメージがあります。


ペイントのレイヤ―機能は、とても役立っています。

返信する

コメントを投稿

季節」カテゴリの最新記事