らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

コスモスの花弁は何枚?

2023-11-08 | 

秋の花と言えばコスモスですが、この花弁は何枚あるのかご存じでしょうか?
下の画像はコスモスです。数えてみると8枚あります。
簡単ですよね。誰でもわかります。
でも正解は8枚ではありません。
実は5枚なのです。

「コスモスの花」
コスモスは小さな花が集まって一つの花を形成する植物で、頭状花と呼ばれる咲き方をします。
これはキク科の多くの植物に見られる特徴で、ひまわりやタンポポも、花弁や中央の小さな花一つ一つが独立した花で、まとまることで一つの大きな花を形成しています。
花びらに見えているのは舌状花と呼ばれ、昆虫を集めるためのただの広告塔で、コスモスの本当の花は、中央にまとまった黄色い部分なんだそうです。

・花弁に見える8枚は舌状花で、本当の花は中央の黄色い部分です。


「頭状花」
「頭状花」とは、小さな花が集まって一つの花を形成する咲き方をする植物です。
コスモスの場合、一つの頭状花の周辺に花びらのように見える「舌状花(ぜつじょうか)」と呼ばれる通常8個(枚)の花からなっています。
舌状花には雌しべ、雄しべはありませんが、花粉媒介の昆虫を呼び寄せるための広告塔の役をしています。



コスモスの頭状花は「舌状花」と「筒状花」の2種類の花から構成されています。
・「筒状花」
一つ一つは花びらの基部が細い筒となり、先端部が五つに割れて星形になったもので、これを筒状花(つつじょうか)あるいは管状花(かんじょうか)と呼んでいます。
星型に開いた花弁の中から黒い雄しべが見えます。

・「舌状花」
花びらの基部がやはり細い筒となっていますが、その先は一つの方向に向けて、幅広い平坦な広がりを作るもので、これを舌状花(ぜつじょうか)と呼んでいます。
コスモスの最外列に位置している舌状花は8つあるので、結果的にコスモスの頭状花としての花弁は8枚にみえますが、この8枚は花になります。

・中心部の筒状花です。花弁5個が星形に開いています。


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1 コメント

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コスモス  (もののはじめのiina)
2023-11-08 09:37:57
> コスモス・・・周辺に花びらのように見える「舌状花(ぜつじょうか)」・・・広告塔の役・・・中心部の筒状花です。花弁5個が星形に開いています。
コスモスは、意外にも戦略家だったのですね。

野に咲くコスモスを調べてみます ^^


> 「サキソフォックス」もそうですが、「ズーラシア」も造成語を使用しており、神奈川県は大阪以上にユーモアがありそう
そのようでしたか

しかし、大阪は何事にも楽しませてくれます。
小学校の運動会などはわが子が出るから面白いですが、大阪はどの番も見ていて面白く楽しかったです。
広場の盆踊りは、ほとんどの方が輪に加わって踊ってました。

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