この時期になると、スーパーや小売店の新聞の折り込み広告に黒色が目立つようになります。
その広告には「Black Friday」と書かれています。
全国展開しているスーパーでは同じような広告を出していると思うので、皆様方もお気づきのことと思います。
皆様は「Black Friday(ブラック フライデー)」についてご存知でしょうか?
私は知らなかったので調べてみました。
「Black Friday」
「Black Friday」とは、アメリカで発祥した行事のことです。
アメリカでは11月の第四金曜日にスーパーや小売店では激安大売り出しを行う日と言われています。
この行事が日本に伝わり、スーパーなどでは11月に入ると早々に「Black Friday」の広告を出しているようです。
今年の「Black Friday」は11月24日の金曜日です。
・「ブラック フライデー」の1週間前の金曜日、11月17日の新聞折り込み広告の一部です。
「Black Fridayと感謝祭」
先ず、Black Friday(ブラック フライデー)と感謝祭の関係ですが、感謝祭の翌日が「Black Friday」になります。
感謝祭(Thanksgiving Day)は毎年11月の第四木曜日で、アメリカでは一年のうちでもっとも重要なイベントになります。
アメリカのこの行事は、家族や親戚が集まって七面鳥(turkey )を食べる日となっていますが、元々はアメリカ先住民と、宗教の自由を求めてイギリスから逃れてきたピルグリム(Pilgrims)との間で行われていたご馳走を囲む行事でした。
その日は、皆が家族で過ごすため、スーパーなどの店は閉店したり、午前中で閉まったりして町は閑散とするのだそうです。
「Black Fridayの由来」
その感謝祭の翌日が「Black Friday」で、その由来はフィラデルフィアの警察官です。
1961年、アメリカのフィラデルフィアの警察官が、感謝祭の翌日を「ブラック フライデー」という言葉を使って表現したのです。
その理由は、感謝祭の翌々日の土曜日に行われる陸海軍のフットボールの試合を観るために、金曜日には多くの人達が会社を「病欠」で休み、フィラデルフィアに集まって週末まで滞在するため、大勢の観光客や買い物客が街に殺到して交通渋滞が発生して市内が混乱し、万引きも多発して大変な一日になったそうです。
フィラデルフィアの警官は、群衆をコントールして交通を制御するために、この日休みを取ることができなかっただけでなく、特別に長いシフトに調整しなければなりませんでした。
そこから、警察ではこの日をに「ブラックフライデー」と呼んだのです。
一方、小売業者の間では、感謝祭の後の金曜日に買い物をする傾向が強まったことから、この名称をよりポジティブな意味に変えていき、小売業者が楽に利益の面で “黒字 (black)“になるためであると信じて「ブラック フライデー」と呼び、大売り出しを行ったという事です。
その激安セールが日本に伝わり、イベント化したのが日本の「Black Friday」で、今年は11月24日の金曜日です。
皆様の地元のスーパーなどでも「Black Friday」セールが展開されていると思います。
激安になっているのかどうかは知りませんが、行ってみては如何でしょうか?