goo blog サービス終了のお知らせ 

らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

久しぶり! アナグマ君

2020-10-26 | 家庭菜園

私は町役場からアライグマの捕獲器を借りて畑に仕掛けているのですが、入るのはイタチばかりで、アライグマはなかなか入ってくれません。
サツマイモや果物の被害が続いていることから出没しているのは確かなのです。

そうした中、先日、アナグマが入っていました。
アナグマの捕獲は昨年5月、今年3月に続いて3回目となります。
半年ぶりの捕獲に「久しぶりだね、アナグマ君。先日、柿を食べたのは君なのか?」と思わず声をかけたものです。

猟友会の会長の話によると、「アナグマ」は当地でも最近よく捕獲されていると話されていました。
それにしても私の畑の周りにはいろいろな害獣が棲んでいるものです。
アライグマは言うに及ばず、タヌキ、イタチ、アナグマ、イノシシなど、全て農作物に害を及ぼす動物たちです。

今回捕獲したアナグマはアライグマと違って大人しく、傍に行っても暴れることはありません。 
このまま放してやりたい気持ちにかられますが、農作物に被害をもたらすので、逃がすわけにはいきません。 
可哀そうですが、猟友会の人に引き渡しました。



「アナグマ」
アナグマはイタチ科に属する動物で、頭胴長は約40~60㎝程度、体重は10kg前後、基本的に夜行性で、日中は巣穴で休息しています。
性格は温厚で、 警戒心も強くないので、人間が近づいても逃げないことがあるようです。

「同じ穴の狢(むじな)」
諺に「同じ穴の狢(ムジナ)」がありますが、このムジナとは主にアナグマのことを言います。
アナグマの掘った穴にタヌキが住むことがあり、見た目も似ていることから、この諺は「実は同類」という意味で古くから使われてきました。
しかし実際には同類ではなく、タヌキはイヌ科タヌキ属、アナグマはイタチ科アナグマ属です。

アナグマは北海道以南に生息しており、雑食性で、土を掘って昆虫の幼虫などを食べる他、甘みのある果実を好むため、年々、農作物への被害が増加しているということです。

甘みのある果実を好むということは、色が付き始めた我が家のカキを食い荒らした犯人はこのアナグマかも知れません。
このアナグマがこの地区の最後の1匹であればいいのですが・・・。