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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ブラシノキ

2020-05-31 | 

「ブラシノキ」をご存じでしょうか?
ブラシノキは名前の通り、ブラシのような花を咲かせる珍しい木なのです。
私が住まいする住宅地の遊歩道に3本植栽されています。

以前にはなかったのですが、一体誰が植えたのでしょうか?
 住宅地内の公園や遊歩道の草花をお世話されているボランティアグループ、"山の手台フラワーの会"の方なのでしょうか、それとも近所の方なのでしょうか?
いずれにしても、珍しい花なのでご紹介することにしました。

・これがブラシの木です。

ブラシノキはフトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木で、別名、カリスモテン、ハナマキ(花槙)、キンポウジュ(金宝樹)などと呼ばれています。
学名のカリステモンはギリシャ語で「美しい雄しべ」という意味 だそうです。



ブラシの木はオーストラリア原産で日本には明治時代に渡来したとされています。
5月~6月頃に開花し、花弁は緑で小さくて目立ちませんが、赤色の長い花糸がよく目立つ花です。
穂状花序をなし、花序全体がビンなどを洗浄するブラシのように見えることや、花序の先から枝が伸びるという珍しい特徴を持つ木です。



ブラシノキは花の姿がビンを洗うためのブラシそっくりの姿であることから、英語ではボトルブラッシュと呼ばれます。
庭木のほか切り花や枝ものとしても生産されているということです。



ブラシの毛に見えるものは雄しべの花糸であり、花弁や顎は開花後すぐに落ちるそうです。
花が開き始めると、雄しべの花糸がはじけ出てくるという、なんともおもしろい花のようです。