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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「早生まれ」の由来

2020-05-21 | 雑学

新型コロナウイルスの影響で長期間休校となっていた公立学校が、国の緊急事態宣言の解除以降、ようやく再開する動きが見られるようになりました。
報道によると、18日時点での全国の状況は、すでに公立の小中学校や高校などを再開させているのは全国で10県、今月中に再開予定は14県、来月以降に再開予定は23都道府県となっています。

休校で失われた授業時間の確保策ついては、「夏休み短縮」や「修学旅行など学校行事の縮小」、「土曜授業の実施・拡充」などが検討されているようですが、子供たちやご父兄のためにも最善の策を見出してほしいと思います。

さて、今日は子供の頃、疑問に思っていた学年の「早生まれ」、「遅生まれ」について調べてみました。
皆さまは子供の頃、同じ学年の中で1月から3月生まれの同級生がなぜ「早生まれ」と呼ばれるのか、疑問に思ったことはありませんでしたか?

「早生まれの由来」
日本国語大辞典で、早生まれの由来を調べてみると、「4月2日以降に生まれた児童が数え年8歳で小学校に入学するのに対して、それより早く、数え年7歳で入学するところからいう」と解説しています。

学校教育法・第17条第1項には、小学校等への就学義務を「満6歳の誕生日以後の最初の4月1日からと規定しています。
また、学校教育法施行規則によると、学年は「4月1日に始まり翌年3月31日に終わる」と定められています。

これらのことから、暦年の同じ年に生まれているのに1月1日から4月1日生まれの人は一学年早く入学することになり、「早生まれ」と言われているものです。
これに対して4月2日から12月31日生まれの人は翌年に入学するので「遅生まれ」と言われています。

言うなれば、この「早生まれ」、「遅生まれ」の捉えかたは、4月に始まって3月に終わる「学年」ではなく、1月に始まって12月に終わる通常の1年である「暦年」で捉えているということです。
従って、同じ年の生まれでも、1月1日から4月1日までに生まれた子どもは、4月2日以降に生まれた子よりも1年早く小学校に入学するから「早い」という訳なのです。