らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「黄瓜」から「胡瓜」へ

2019-06-26 | 家庭菜園

「胡瓜」、この漢字は何と読みますでしょうか?
そうです。ご存知の通り「きゅうり」ですね。
では、「黄瓜」、この漢字は何と読むでしょうか?
これは「きうり」で、「きゅうり」の前の呼称でした。

でも、「きゅうり」は緑色なのに何故「黄色」の字を当てたのでしょうね。
調べてみると、「きゅうり」は、嘗て「黄瓜」と書いていました。
何故なら、昔はもっと熟して黄色くなったものを食べていたからのようです。
しかし、黄色く熟してしまった胡瓜は甘みに乏しく、苦みも強かったことから、いつしか緑の内に収穫して食べるようになり、現在に至ったようです。

では、現在使用している漢字の「胡瓜」にはどのような意味があるのでしょうか?
「キュウリ」の呼称は、漢字で「木瓜」または「黄瓜(きうり)」(現代中国語でも「黄瓜」)と書いていたことから「瓜」が、「胡」という字は中国から見た西方諸民族を指し、シルクロードを渡ってきた事から「西方民族の瓜」という意味から「胡瓜」となったようです。
インド北部のヒマラヤ山麓が原産の胡瓜はシルクロードを渡って中国から日本へ平安時代に渡来し、栽培されているようです。



我が家では5~6株植えていますが、最近になって家族が食べる程度は収穫できるようになってきました。
先日は烏に食べられたので下の画像のように防虫網でカラス対策を施しました。
家庭菜園では取れたてをすぐに食べられるのでとても美味しいのですが、時間の経過とともに味が落ちてきます。

・烏対策をした我が家の胡瓜です。5~6株植えていますが、食用には十分収穫できます。


キュウリの主な栄養素は、利尿作用があるカリウムや疲労回復に効果があるビタミンCなどです。
これから本格的な暑い夏を迎えるこの時期に、いまが旬の美味しい胡瓜をたくさん食べて暑さに打ち勝ちましょう。