らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「思い」「想い」「念い」の違い

2019-06-16 | 雑学

ブログを書いている時に「おもいます。」とか「おもいはどのようなものなのか?」など、相手や自分の気持ちを思う時の「おもい」という言葉をよく使うことがあります。
「おもい」を漢字で書く場合、多くは「思い」「想い」「念い」の3語がありますが、どの漢字を使っていいのか迷うことがよくあります。
私はその都度、広辞苑を開いて確認するようにしていますが、それでもよく分からない場合があります。
と言うのは、広辞苑には[思い・念い・想い]とカッコ書きして、その内容は、
1.思う心の働き・内容・状態。
2.物事から自然に感じられる心の状態。
3.(悲しい嘆きで)喪に服すること。喪の期間。
と説明しているだけなのです。

そこでもう少し分かりやすく説明しているものはないのかとネットで調べてみました。
すると次のような解説があったのでご紹介します。

「思い」
「思い」は、気持ちや考えのことを指す言葉で、「思考」や「意思」という熟語からも分かるように、「思」という文字には”考え・気持ち・願い”などの意味があります。
「思い」は単に心の中の感情だけを指すものではなく、理論的に頭で考えたものと、主観的な心の中の感情の両方に関わるものを対象に、広く用いられています。

「想い」
「想い」は、心の中で考えることを指す言葉で、「思い」と意味の上でほぼ同じものです。
「思い」に比べると、「想い」は頭で考えるものではなく、感情やイメージとして受け止められる面が強く出ており、誰かを慕うことや懐かしさを感じることを表したいときには「思い」より「想い」を使うほうが適切だということです。
「想像」や「発想」などの熟語からも分かるように、「想い」が指し示すものは頭で理性的に構築された考えというより、無意識のうちに浮かびあがってくる主観的なイメージ、ということです。

「念い」
「念い」は心に留めることや気持ち、心の中の考えという意味がありますが、「念力」や「一念」という熟語があるように、「思い」や「想い」より強い意志・信念・願望を表しています。
また「念い」の「思い」や「想い」と異なる点としては、「念仏」という熟語が示すように、声に出して読みあげるという意味もあることです。
そのほか「入念」という熟語から分かるように、気をつけるという意味合いもあるため、「思い」や「想い」より幅広い用途を持っています。

「文化庁の見解」
「思い」と「想い」の違いに関する文化庁の見解は、「おもう物の対象が心に浮かんでいる時は”想い”、それ以外の一般的なものは”思い”を使う」となっています。
つまり心の中にあるものは「想い」で、頭の中にあるものは「思い」というように区別しているのです。
しかし、どちらか一方のみが正解というような厳密さはなく、使う人の気持ちや考えで好きなほうを使っても間違いではないということです。

「判断がつかない時」
「思い」は理性と感情の両方での考えを指しているため、感情面のウエイトが大きい「想い」の代わりに使うことができます。
汎用性が高い「思い」は大変使い勝手のよい言葉で、どれを使えばよいか迷ったときには、「思い」を選んでおけば無難だということでした。

以上、ネットからご紹介しました。
参考になれば幸甚です。