先日、ラッキョウを収穫しました。
ラッキョウは毎年植えているのですが、昨年までは冬越しが上手くできず、春先になると殆どの株が枯れてしまいました。
しかし、今年は比較的順調に推移し、春になっても多くの株が青々と元気に育ってくれました。
そして、先月下旬、このように葉が枯れてきたことから収穫時期と判断して収穫したものです。
・茎が枯れて収穫時期になったラッキョウの株です。
ラッキョウはユリ科ネギ属の多年生作物で、中国が原産地です。
葉は細く、秋に花茎を出し、その先に球状に集まった紫色の小花をつけます。
冬を越して初夏になると地下に生ずる白色の短紡錘形の鱗茎がラッキョウです。
・株を掘ると、昨年初秋に植え付けた2~3粒の種球が、1株当たり7~8粒から10粒ほどに増えていました。
・未だ青々とした元気のよい株もあります。
・青々とした株にはこのようにたくさんのラッキョウが生っていました。
・これが今年収穫できたラッキョウの全てです。
「ラッキョウの栽培方法」
植え付け準備
1.6月に収穫し、乾かしておいたものを1球づつバラして枯葉を取り除き、種球とします。
2.植付け2週間前に苦土石灰をまき、よく耕します。(1m² あたり1握り)
ラッキョウは土壌への適応性がきわめて広く、長年野菜を作っている畑では肥料はいらないくらいですが、やせた土地では元肥を与えます。(1m² あたり堆肥バケツ1杯、鶏糞バケツ3分の1)
砂地、赤土(やせ地)でも十分栽培可能で、連作も大丈夫です。
植え付け時期は7月中旬~10月頃
1.準備していた種球又は購入した種球を子球に分け、芽の出る方を上にして、10~15cm間隔、深さ3~5cm位で植え付けます。
この時、深く植えると分球が少なく大粒のものが収穫でき、浅く植えると分球が多くなって小粒のものがたくさん収穫できます。
追肥と土寄せ
1.基本的に肥料はなくても大丈夫ですが、葉色が薄いようであれば追肥をします。
2.植付け1ヵ月後と2月頃に1m²あたり化成肥料1つかみをばらまいて施し、実が地表に出ていると青い球になるので、追肥のつど軽く土寄せします。(3~4月頃に土寄せをして地表に出ないようにします。)
収穫時期
1.翌年6月頃に葉が完全に枯れる前に、収穫します。
ラッキョウは1年掘りと2年掘りがあり、1年掘りの場合は大粒のものが収穫でき、さらに1年待って分球させたものが2年掘りで、良質のものがたくさん収穫できます。