らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

お中元

2019-06-12 | 雑学

お中元のシーズンが近づいてきました。
我が家では、毎年、大阪・天王寺の百貨店から発送しているのですが、5月初めには早々にカタログが送られてきました。
最近はインターネットから注文できるので便利になりましたが、でも、そもそも、お中元が夏の贈り物、お歳暮は冬の贈り物となったのにはどのような経緯があるのでしょうか?

今日はお中元とお歳暮の由来について調べてみました。



日本には毎年、夏と暮れにお世話になった人に感謝の気持ち込めて物を贈る「お中元」と「お歳暮」の習慣があります。
この年2回の贈り物はセットで考えがちですが、元々は「お中元」と「お歳暮」の意味するところは全く違うものでした。

「歳暮」が単に「年の暮れ」「歳末」を意味するのに対し、「中元」は古代中国における道教(中国漢民族の伝統宗教で、黄帝・老子を教祖と仰ぐ)の祭日である「上元」、「中元」、「下元」の一つなのです。

「上元」は陰暦1月15日、「中元」は陰暦7月15日、そして「下元」は陰暦の10月15日で、「上元」の日には天官(天神様)、「中元」の日には地官(慈悲神様)、「下元」の日には水官(水と火を防ぐ神様)の誕生日として、それぞれお祀りしていました。

やがて、7月15日の「中元」がお盆の行事と結びつき、仏に供えた供物をやり取りするようになり、そこに暑中見舞いの習慣も加わって、親しい人やお世話になっている人へ贈り物をするようになったようです。

こうした習慣が庶民の間に広く定着したのは明治30年代で、その背景は、誕生まもない百貨店が夏の売り上げを増やそうとキャンペーンを行ったことです。
その後、「中元」という言葉が「夏の贈り物」と言う意味で使われるようになったということです。

皆さまのご家庭ではお中元の準備は如何でしょうか?
我が家では、先日、インターネットで手続きを済ませたところです。