らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

左上右下

2019-06-04 | 雑学

左の席と右の席、”格上”の人はどちらに坐るべきなのでしょうか?
迷うところですよね。
そこで調べてみました。

古来、日本では左の方が格上とされてきました。
これは「左上右下(さじょううげ)」という考え方によるもので、この考え方は飛鳥時代(592年~710年)に中国から伝わってきたものなのです。

中国では皇帝は北極星を背に南に向かって坐ることがよいこととされていました。
そのため、皇帝から見て左側(東)から日が上り、右側(西)に日が沈むので、東は西よりも尊く、左は右よりも上位と考えられたようです。

この考え方が基になり、座席の場合は、左側が正席又は上座、右側が次席又は下座と位置づけられました。
お雛様でお馴染みの雛壇でも、右大臣と左大臣は左大臣の方が上位になります。

・これは原則、「右上位」の国際儀礼(プロトコール)です。(ネットより)


しかし、最近では、雛壇に男雛と女雛を飾る時、関東と関西では飾り方が異なっていると言うことです。
即ち、関東では雛壇に向かって左側(雛壇の右側)が男雛、右側(同左側)が女雛になるのに対して、関西では右側が男雛、左側が女雛になっています。

これは国際儀礼(プロトコール)を取り入れ、天皇の左側に皇后が坐るという宮中の仕来たりが改められた際に、関東はこれに準じましたが、関西では古来の伝統を受け継いだ並び方に基づくもので、関東は「右上位」、関西では「左上位」の考え方になっているようですね。

(参考)
プロトコールの基本は、原則として「右上位」です。