らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

遠慮なければ近憂あり

2017-08-15 | 時事

北朝鮮と米国トランプ大統領の威嚇合戦がエスカレートしてきています。
そのとばっちりが日本にも飛び火してきました。
北朝鮮は先週、北太平洋の米領グアム島周辺を中距離弾道ミサイル「火星12」で「包囲射撃する作戦計画を慎重に検討している」と威嚇したのです。
その飛行コースが日本の上空(島根県、広島県、愛媛県、高知県)を通過するということで、防衛省ではこの4県に迎撃ミサイルPAC3を配備しました。
専門家によると、実際に北朝鮮がミサイルを発射した場合、日本上空で落下する事も考えられる他、ミサイルが通過したとしても弾頭部と切り離したブースター部分が日本に落ちてくる可能性もあると指摘しています。
北朝鮮危機が急に現実味を帯びてきました。
これは北朝鮮の無法ぶりが招いたものですが、戦争だけは何としても回避しなければなりません。

論語の衛霊公第十五11に「遠慮なければ近憂(きんゆう)あり」があります。
「遠き慮(おもんばかり)なき者は必ず近き憂いあり」とも言います。
意味は、目先のことばかりにとらわれて遠い将来のことを考えずにいると、近い将来必ず困ることが起きるということです。

遠慮とは、ことに先んじて未然に慮(おもんばか)ること。「近憂」とは、ことが起こってから慌てて心配することで、人は遠い将来のことを考えていないと、必ず差し迫った心配事が起こってくるものであるとの意味で、目先の安楽に慣れて遠い将来の事を忘れてしまってはいけないのです。

時、あたかも、72年間平和ボケに浸っていた日本に、この諺通り、北朝鮮と言う危険がすぐ傍に迫ってきています。
北朝鮮は常にミサイルの照準を日本全土に当てているそうです。
もし、米朝が戦争に突入すればたちまち日本にミサイルが飛んできます。
憲法9条があれば平和が続くと思っている皆さん、国家間の争い事は、憲法9条の有無に拘わらず、相手の方から一方的にやってくるのです。

国連決議を無視するようなならず者国家には話し合いを呼びかけても通じません。
私たち国民の安全と財産を守るためには何をすべきか考えてみていただきたい。

現在の世界情勢からは、どの国も自国一国のみでは安全は守れません。
しかし、国防力の強化は必要です。
その上でアメリカとの強固な同盟を維持することも必要です。
更には、戦後72年経過して現状にそぐわなくなった憲法の改正も必要かも知れません。

いずれにしても、二度と戦争が起こらないように、そして起こさないように、政治家の皆さんには日本丸の舵取りをしていただきたいものです。