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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

DMM.COMを装う架空請求

2017-03-26 | 消費者問題

動画配信などを手掛ける「DMM.COM]を装った業者から「有料動画の未払い料金」として身に覚えのない金銭を要求される架空請求が携帯電話のSMSで届き、金銭を騙し取られる被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼び掛けています。

同庁によると、「DMM.COM]やそれに類似した「DMMコンテンツ」などを名乗る業者が『サイト利用料が未払いになっています。今日中に支払えば訴訟手続きは取り下げます』と言った文章をSMSで送りつけてくるそうです。
一緒に書かれている問合せ先に電話をすると通販サイトなどのプリペイドギフト券を購入し、その番号を伝えるよう求められるそうです。

「手口」
まず、ユーザーの携帯電話のSMSに、発信者名が「DMM」と表示されるSMSが届き、「有料動画の閲覧履歴があり、登録解除をその日のうちにA社に連絡しないと身辺調査及び強制執行の法的措置に移行する」などと身に覚えのないことが記載されているようです。
不安を感じたユーザーがA社に連絡すると、A社はDMM.comをかたって「有料動画の閲覧履歴がある」と欺き、未払い料金などと称して金銭の支払いを要求します。
支払方法は、大手通販サイトのギフトカードをコンビニなどで購入し、カード番号を伝えることで支払うよう指定してくるようです。
ユーザーがカードを購入して支払うと、「延滞料金が残っている場合は追加の支払いがある」などとし、さらに追加料金を支払うよう求められるケースもあるようです。

このような相談が全国の消費生活センターなどに相次いでおり、昨年2月以降の約1年間で約2万4000件あったそうです。
この内617件に金銭被害があり、中には50代男性が1200万円を騙し取られたケースもあったそうで、被害総額は計約1億9000万円に上るということです。

消費者庁は「事業者が消費者に、ギフトカードを購入してカード番号等を教えてほしいなどと依頼するのは詐欺の手口」と注意喚起をしており、不審なSMSが届いても事業者には連絡せず、消費生活センターなどに相談するよう呼び掛けています。

それにしても次から次へと新手の特殊詐欺を考えつくものです。
大事なお金を渡す前に、住所地の消費生活センターや警察署に相談しましょう。
被害に遭わないよう、くれぐれもご注意ください。