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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

尻をまくる

2017-03-16 | 雑学

東京では豊洲問題が話題になっていますが、大阪では森友学園が格安で国有地払い下げを受けたことが引き金となって諸問題が発生しています。
同学園は金額の異なる契約書が3通作成していたことが判明し、補助金などを不正に受け取っていたとされており、その事が火に油を注ぐ事となり、
先般、同学園の籠池理事長は4月開校を目指していた小学校について、設置認可の申請を取り下げ ました。
その時の理事長の態度やコメントを聴いていると、ふてぶてしい態度であり、「尻をまくった」感じがしましたが、皆さんはどのように感じられたでしょうか?

ところで、「尻をまくる」と言う言葉、映画やドラマではよく見聞きしますが、日常生活においては余りあまり口にしない言葉でしたね。
今日の話題としては不相応かも知れませんがお許しください。

今日はこの言葉の意味について調べました。
「尻をまくる」と言う言葉を広辞苑で調べてみました。
それによると、(芝居の所作から)これまでの穏やかな態度を捨て、どうでもなれと反抗的態度をとる。居直る。と説明しています。

ドラマや芝居などでも、それまで穏やかに会話をしていたのに、どうしても意思疎通を行うことができないとき、相手は逆ギレをしたようになって凄んでくることがあります。
これが「尻をまくっている」状態。つまり「尻をまくる」とは態度を一変させ、相手にふてぶてしい態度をとることを意味します。

例えば「大人しく聞いてりゃ調子に乗りやがって…… 」。
こんな言葉の出てくる瞬間が「尻をまくる」と言い、その使用例としては、「それまで黙って聞いていた彼は、尻をまくって反論に出た」という使い方をしますが、「黙って聞いていた彼は、尻をまくって逃げ出した」という言い方は誤りとなります。

では、お尻を出して逃げ出すような状態のことは何と表現すれば良いのでしょうか?
この場合は「尻に帆をかける」と表現します。
着るものもとりあえず、慌てて逃げ出した人はふんどし姿のままで飛び出していくのですが、このとき、走っているので風を含んだふんどしが帆をかけたように広がりを見せます。
この姿に由来して「尻に帆をかける」という言葉は慌てて逃げ出すという意味を持つようになりました。