三寒四温
昨日の大阪泉州地方は春にはまだ遠く、散歩をしていても手袋をしていないと手が冷たくなるような気温でした。
立春以降、少し寒さが和らいだかと思えば、また冬に逆戻りをしたり、そうかと思えば、13日から14日の気温のように、全国的に4月上旬から場所によっては7月上旬並みの気温になったり、そしてその翌日からは再び冬に逆戻りしたような寒さになるなど、気温の変動が激しくなっています。
天気予報によれば、今週も最高気温が10度を下回るような寒さが続くようです。
これも昔から言われているように、「三寒四温」の変形なのでしょうか。
ところで、三寒四温とは、本来は冬に寒い日が3日くらい続き、その後に暖かい日が4日くらい続くという、寒暖の周期を表しているのですが、現在では立春以降の春先の寒暖の変化を表す言葉となっているようです。
そこで調べてみると、「三寒四温」と言う言い方は、元々は朝鮮半島や中国東北部の冬の季節を表す言葉で、この地方は、シベリア高気圧から吹き出す寒気が7日ほどの周期で強くなったり弱くなったりすることがあって、これがこの言葉の由来となっているものです。
それが、日本に伝わってきて、次第に春に近づく気象現象を言うようになったもので、元々は日本の気象を表しているものではないようです。
日本の気象では、所謂「三寒四温」はあまりないようです。
先日、NHKの気象予報士の南さんが解説していましたのでご紹介します。
南さんが過去30年間を調べたところ次のような結果だったそうです。
順位 周期 回数
・1位 1寒 1温 36回
・2位 2寒 1温 22回
・3位 1寒 2温 19回
・4位 3寒 1温 18回
・5位 1寒 3温 14回
3寒 4温 6回
30年間の結果を見ると、「三寒四温」の言葉通りとなった寒暖回数は僅か6回だけだったそうです。
春先によく言われている三寒四温と言う気象は、日本ではあまり見られないのが実状のようですネ。
日本に当てはまらないからと言うのではないでしょうが、三寒四温が昨日の2月21日限りで撤退しました。
と言っても、何の事か分かりませんよね。
実は、いつも行くスーパーの中に「3can4on(三寒四温)」のお店がありますが、このお店が昨日を以って撤退したのです。
アベノミクスで大企業は空前の利益を上げたと言われていますが、地方の小売店などにはその恩恵は及んでなく、依然として厳しい状況が続いているようです。
大阪泉州地区は「多寒少温」でしょうか。
・昨日限りでスーパーのテナントを撤退した「3can4on」です。