らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

インバウンド消費 

2016-02-06 | 時事

最近、インバウンド消費と言う言葉をよく聞きます。

インバウンド消費とは、海外から来日した外国人の日本での消費をいい、中国人の日本での家電製品の購入が代表的なものですが、消費税の非課税品目の拡大もあって、食品、医薬品その他の分野にも消費の対象が広がってきています。
英和辞典で「in-bound」を調べると、①[通例限定]《米》〈船・飛行機が〉本国行の、帰航の(⇔outbound) ②市内に向かう。と説明していますが、旅行業界では訪日外国人旅行(者)のことを指してインバウンドと言い、その消費をインバウンド消費といっているものです。

先日、2015年のインバウンド消費が3兆円を超えたと日本政府観光局が発表していました。
報道によれば、日本政府観光局の推計では、2015年の訪日外国人客が旅行で使った金額は、前年比71.5%増の3兆4771億円だそうです。
この金額は、初めて2兆円を突破した前年の2兆278億円から大きく跳ね上がり、8135億円だった2011年の4倍以上になったということです。

また、国・地域別では中国が突出しており、前年から約2.5倍の1兆4174億円で全体の4割を占めています。
更に1人当たりの消費額も、中国は28万3842円と平均値の17万6168円を10万円以上も上回って消費しており、7万円台で続く2位のベトナム、3位の香港を圧倒しています。

観光庁の調査では、2014年の国内旅行者の1人当たりの消費額は宿泊者で4万7千円と、訪日外国人客がもたらす金額とは大きな開きがあることから、過疎化が進む地域の経済を活性化するには、訪日客を呼び込むことが特効薬の一つと言えるのではないか、と記されています。

マナーを知らない中国人観光客には大いに困っているところですが、一方で日本経済を考えると、個人消費に大きく寄与してくれていることに感謝しなければいけないようですね。