冷奴
2014-05-13 | 雑学
先日、「冷奴にはショウガやネギなど、薬味を添えると香りや風味が増し、一層食欲もそそられますよ」と「薬味」のテーマでご紹介しましたが、今日は冷やした豆腐が何故「冷奴(ひややっこ)」なのか調べました。
冷奴の「奴(やっこ)」は大名行列の先頭で槍や挟箱(はさみばこ)を持つ役の「槍持ち奴」のことなのです。
奴が着ていた半纏(はんてん)には「釘抜き紋」と呼ばれる四角い大きな紋が付いており、豆腐の形が奴の紋に似ていることから「奴豆腐」と言うようになり、冷やしたものを「冷奴」、湯豆腐は「湯奴」や「煮奴」と呼ばれるようになったそうです。
・これが奴が着る半纏の釘抜き紋です。(ネットより)
冷たいものを表す「ひやっこい」が転じて「冷やっこい」から「冷やっこ」になったとする説もあるようですが、冷やした豆腐を「冷奴」と呼ぶようになるのは「奴豆腐」よりも後のことなのでこの変化は考えられないそうです。
今日の大阪地方は最高気温が27度と予想されています。
奴豆腐の由来が分かったところで、今夜の晩酌は冷奴を当てにビールといきますか。