先日、カワセミの画像をご紹介しましたが、その後も再びカワセミに遇えないかと思い、時々、長池の散歩コースを歩いています。
コース沿いの花壇では春の草花が咲き始めていますが、とりわけ黄色い花をいっぱい咲かせている大きなサンシュユ(山茱萸)の木はよく目立ちます。
そこで今日はこの満開となったサンシュユ(山茱萸)の花をご紹介します。
「サンシュユ(山茱萸)」はミズキ科、ミズキ属の落葉小高木です。
原産地は中国、朝鮮半島で、日本には江戸時代中期に朝鮮半島から薬用として入ってきたようです。
「サンシュユ(山茱萸)」の名前は中国名の「山茱萸」を音読みしたもので、「茱萸」はグミのことです。
黄色の小さな花のかたまりを木全体に段々のように咲かせることから「ハルコガネバナ(春黄金花)」の別名があります。
サンシュユ(山茱萸)」の花もサクラや梅などと同じように葉に先だって咲きます。
早春の日差しを受けて咲く黄色の小さな花のかたまりは、早春の花木としても親しまれています。
晩秋に結実する赤いサンシュユの果実は山茱萸という生薬に使われ、その薬効には強精薬、止血、解熱作用があるといわれています。