goo blog サービス終了のお知らせ 

らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

白露(はくろ)

2011-09-08 | 季節

今日9月8日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」です。

「白露」とは、大気が冷え、野にはススキの穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃で、草花についた朝露が寒さで白く見える頃を言います。
暦便覧にも「陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也」とあります。

・秋の気配と共にススキの穂が開いてきました。


大阪南部の熊取町は、日中の気温はまだ30度を超えて残暑が厳しいですが、朝方の気温は20度前後に下がり、漸く秋らしさを感じるようになりました。

・昨日の朝露です。草についた朝露が白く見え始めました。


露は昔からいろいろな言葉に例えて使われています。
①涙に例えて
 「我が袖は 草の庵に あらねども 暮れるば露の 宿りなりけり」 伊勢物語
②僅かないことに例えて
 「露にても心に違う事はなくもがな」 源氏物語
③そして、先日のNHK大河ドラマでは豊臣秀吉が亡くなるシーンがありましたが、秀吉の辞世の句は、はかなく消えやすいことを例えて
 「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」 (豊臣秀吉)
  
 (意訳) 露のようにこの世に生まれ落ち、そして露のようにはかなく消えていってしまったこの身であることよ。
       大阪城で過ごした栄華の日々は、夢の中の夢のようにはかないものだった。