“京都日帰りの旅”は7目となりました。今日も京都府立植物園の温室の花をご紹介します。
熱帯植物を育てている温室にはパパイアの果実が黄色に熟していました。
「パパイア」
パパイアはパパイア科の常緑性の小高木で、メキシコ南部が原産とされ、熱帯地方では広く栽培されている果実です。
日本でも沖縄や小笠原諸島、南九州や太平洋側の温暖な地域で栽培されています。
パパイアは別名、「木瓜(もくか)」または「乳瓜(ちちうり)」ともいい、熱帯諸国や沖縄では緑色の未熟な果実を野菜として食べる習慣があるそうです。
なお、別名の「乳瓜」という呼び名は、パパイアの茎や葉、果実などあらゆる場所に「乳液」が多く含まれていることからつけられたと言われています。
「アリストロキア・ギガンティア」
アリストロキア・ギガンティアはウマノスズクサ科アリストロキア属の蔓性常緑低木です。原産地はブラジルで、日本には明治中頃に渡来したようです。
花は大型で、20cm以上になり、広がっている部分の色は赤褐色地に白の網目模様があります。
・温室ではアリストロキアの花が石の上に置かれていました。
木に咲いている「アリストロキア・ギガンティア」はこんな花です。(画像は京都府立植物園のHPから)
「トリコグロッティス アトロプルプレア」
トリコグロッティス・アトロプルプレアはラン科、トリコグロッティス属の植物で、原産地はフィリピンです。
東南アジアからポリネシアの広い地域に約60種が分布するランで樹木などに張り付いて生活する着生種です。
葉は細長く革質で固く、花は直径約3センチで、葉の反対側に咲きます。
花も葉も初めて見るランの仲間です。