らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

秋の彼岸明け

2011-09-26 | 季節

9月20日の彼岸の入りから今日26日まで7日間の「秋の彼岸」が明けました。
昔から、“暑さ寒さも彼岸まで”と言いますが、実によく言ったもので、彼岸に入ると明け方の気温は16~17度、日中の気温も平年並みの25~26度で推移し、すっかり秋の陽気になりました。
今日は彼岸について調べました。

「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をする事で「悟りの世界」すなわち「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することが出来るというものです。

彼岸は、浄土思想で信じられている極楽浄土が西方の遥か彼方にあると考えられていることから、太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられているものです。
なお、単に「彼岸」と言えば春の彼岸のことを指し、秋の彼岸は「秋」の字を入れて「秋彼岸」と言います。



この期間に行われる仏事のことを「彼岸会(ひがんえ)」と言い、その始まりは806年(大同元年)に桓武天皇が日本で最初に「彼岸会」を行ったとされています。
この「彼岸会」が庶民の間に広まるのは江戸時代に入ってからですが、いつしか生を終えて逝った祖先を供養する慣わしとなり、現在のような先祖の霊を敬い、お墓参りする仏教行事になったようです。
この仏教行事は日本独自のもので、他の仏教国にはないそうです。

毎年この時期になると畑の周りに彼岸花(曼珠沙華)が咲きます。
あちらこちらの畦道に真っ赤な花が連なって咲いていると、何か異様な感じがします。