らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「土用」とは

2011-07-20 | 雑学

今日7月20は「土用の入り」です。
そこで、「土用」について調べました。

「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬の前18日間で、立春の前は「冬の土用」、立夏の前は「春の土用」、立秋の前は「夏の土用」、立冬の前は「秋の土用」と言い、その初めの日を「土用の入り」と言います。
元々は、陰陽五行説からきているそうです。
陰陽五行説とは、古代中国に起源を持つ哲理で、一切の万物は陰・陽二気によって生じ、五行中、「木(もく)」・「火(か)」は陽に、「金(ごん)」・「水(すい)」は陰に属し、「土(ど)」はその中間にあるとし、これらの消長によって天地の変異、災祥、人事の吉凶を説明するものです。

簡単に言えば、五行説とは、全てこの世のものは「木(もく)」「火(か)」「土(ど)」「金(ごん)」「水(すい)」の5つの要素(五行)からできていると言う古代中国の思想です。
五行の「行」と言う字は、巡るとか循環すると云う意味があり、5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていました。

この五行(5つの要素)の相互間には、相性が良いとされる「相生(そうじょう)」、相性が悪いとされる「相剋(そうこく)」、ますます盛んに強くなるとされる「比和(ひわ)」があり、「相生(そうじょう)」では、「木」は燃えて火となり、「火」はその灰から土を生み、 「土」は金を形作り、「金」からは水ができ、 「水」は木を育むと説明し、この関係は永遠の循環を示すものとされています。

この5つの要素の「気」を季節に割り当てて、「春」は木気に(立春)、「夏」は火気に(立夏)、「秋」は金気に(立秋)、「冬」は水気に(立冬)となり、残った「土」に「気」を与えて土気とし、「土用」と呼ぶようになったそうです。
そして、四季それぞれ90日あるうちの終わりの5分の1(18日)ずつを「土」に当て、この期間を「土用」と言うようになりました。