らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「秋の七草」とその由来

2008-09-24 | 

 今日は「秋の七草」をご紹介します。

 ・ 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) 
      かき数ふれば 七草(ななくさ)の花 」
  山上憶良 (万葉集・巻八 1537)

 ・ 「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 
    女郎花 また藤袴 朝貌の花」  
山上憶良 (万葉集・巻八 1538)

秋の七草は、山上憶良が詠んだ上の2首の歌が由来とされています。

即ち、萩、ススキ(尾花)、葛、撫子、女郎花(おみなえし)、藤袴、桔梗(あさがお)の七つの花がそのまま現在に至り、秋の七草となっています。

2首目の「朝貌(あさがほ)の花」は朝顔、むくげ、桔梗、昼顔など諸説ありますが、
桔梗とする説が有力とされているようです。

「春の七草」は七草粥にして食べるなど「食」を楽しむものですが、「秋の七草」はを見ることを楽しむようです。

萩の花(熊取:長池公園)
 花言葉 「思案」


尾花(ススキ)(畑にて)
 花言葉 「活力」



葛の花(畑の傍にて)
 花言葉 「芯の強さ」


撫子の花(鉢植)
 花言葉 「純愛」


女郎花です(自宅の庭)
 花言葉 「美人」


藤袴(畑にて)
 花言葉 「ためらい」「躊躇」


あさがほの花(桔梗)
 花言葉 「愛情」「誠実」
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1300年前にも、このような美しい花が咲いていたのかと思うと、植物の生命力の強さを感じますね。
美しい自然を大切にし、そのまま後世に残していきたいものです。