芒種
2008-06-05 | 季節
今日、6月5日は二十四節気の一つ「芒種」です。
天文学的には、太陽が黄経75度の点を通過する瞬間を言います。
「芒種」とは、「芒(のぎ)」のある穀物を蒔く時期と言う意味です。
では「芒(のぎ)」とは何かわかりますか?
「芒(のぎ)」とは、稲や麦など、イネ科の植物の果実を包む頴(えい)、即ち稲で言う籾殻にある棘のような突起を言います。
このことから、稲の種を蒔く季節がやってきたことを言っています。
暦便覧にも「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」とあります。
しかし6月5日と言えば、各地において既に田植えが始まっているのではないでしょうか。?
二十四節気で言っている季節と実際の農作業には1ヶ月程度のずれが生じているのが実情のようです。
私が住んでいる大阪南部でも田植えの準備をしたり、既に田植えを始めたりしている農家が目立つようになりました。
農家の方達はこの頃から本格的な農繁期に入る訳ですね。