別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

匂いのよい春

2013-03-23 | 別所沼だより

 やさしい鳥 やさしい花 やさしい歌
 私らは 林のなかの 一軒家の
 にほひのよい春を 夢みてゐた
 鄙びた 古い 小唄のやうに     
 (後略)
  
       立原道造  「メヌエット」

  朝早くからシートを並べ 場所とり合戦



  道造さん  おはよう…

 ここに桜は少ないけれど、やはり陽気に誘われる。  屋台も並んで 一日大にぎわい。

 ついでに寄るかたが多く 園児・児童を含め 40名以上。 
3時過ぎ 「ワン コイン ドリーム」 詩の朗読会があり、 つぎつぎお出でになった。
 

・若い女性 元の住まいへ10年ぶりで戻ってきた。 別所沼は遊び場、 思い出がたくさんつまっている。 ヒアシンスハウスができていて驚いた。 
・ご夫妻で。 ここはなに?  今見ても古くない、モダンな設計。 (ありがとうございます。
・お子さんと一緒。 外国人男性は日本語堪能。 もはや日本人以上です。 詩人の心にふれて感動される。 そして 「2003、 いや2004年ころできたでしょう…」と よくご存じでした。 近くなので、 建設のはじまりから関心を寄せていた) 
・お花見ついでに。 ハウスは二度目。 まえは建ったばかりのころ、掲示板を見て入ってみたが部屋に誰もいませんでした。 説明もなく (ボランティアガイドが決まる以前のことですね、 当初、 建築家や運営委員で務めました) 今回は友人を案内して。 沼で花火大会が在ったのも知っています。
 「見学は やはり近くの方が多いでしょう?」 「いいえ! 全国から… 」と 代表夫人から聞いて驚かれた。 立原の詩的な書簡を紹介すると、 こころから楽しんでくださった。 道造さんをまじえお客さまとガイドのこころが通う。 しみじみと良い時間でした。 

  今日も 素敵な出会いをありがとうございました。

 

 

コメント (2)
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