別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

ピアノから

2013-04-30 | 夢見鳥

 きのうコンサートに行った
 
 ① ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18
   指揮 小泉和裕
   ピアノ 上原彩子
   管弦楽 NHK交響楽団

 序奏から心を震わせるピアノのソロ。  重厚ななかに鐘の音がきこえ、 くりかえし 遠く近く 響く。 想像し夢を見る。 印象的で悲しいような旋律を聞いたとたんに、  あっ! これはロシアの  ピロスマニ だと思った。 彼や、彼の作品が浮かんでは消え胸を烈しく打った。
  


 

 花の鍵盤に…

  そっと触れるアゲハ蝶

  こころを捉える音

 色と音の シンフォニー ……

②チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 作品64

  席は5列目でほぼ中央  上目遣いにクラリネットやファゴットの奏者が見えなかった。
  音が天井から降ってくる  全神経をひらいて受けとめる

  ・アンコール チャイコフスキー ポロネーズ

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (東風)
2013-04-30 22:56:43
素晴らしいコンサートだったのですね!!ピロスマニは薔薇の花によせて想われる人です。愛すること、心がいっぱいになるほどの憧れ…。マルガリータが広場に満ちた薔薇を見た時、きっとピロスマニの心はそれよりもっともっと美しい薔薇で充たされていたでしょうね…。
きっとピロスマニの絵も蛙さんの穢れない心と触れあってより美しい音色を響かせるのだと思いました。良い記事でした。私の心も弦のようにふるえました。
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余韻 ()
2013-05-01 10:40:10
 東風さん ありがとうございます。 東風さんの心に響いた豊かなピロスマニをみせてくださって何としあわせ。 ラフマニノフ自身もリスト以後の最大の名人と讃えられたとか、 その曲です。 上原さんのピアノは情熱的、存分に技巧を味わって心がふるえました。
 N響と小泉さんの競演も心深く残りました。 演奏家と聴衆が一体となる瞬間はほんとうにすばらしく拍手喝采を贈りました。 こうしてBLOGに残していつまでも忘れません。
 古い記事は、 リンクが無くなっていたり画像が動かないのもあり残念です。 褒めてくださって元気が出ます。ありがとうございます。 
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