別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

お宿

2010-06-28 | 夢見鳥
   

  6:09 雨戸をあける
   さて 昨夜の蝶は羽を畳んで 
     おなじ姿勢を保ったまま

   夕べ 雨にうたれながら ずっとここで過ごした


   6:21 羽根を広げ 乾かしている

     

   30分くらいで 何処かへ消えた

          -☆-

  ふたたび夕暮れが迫ったとき 
  山茶花やモントブレチアの葉に こんどは赤蜻蛉の姿があった  

 

       

       トンボは 三頭
      彼らもまた  今日の宿は ここと決めてじっとしている    

    

           18:13   オヤスミナサイ…  

 

 

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2 コメント

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あら、まあ~ (sora)
2010-06-29 09:08:30
蝶々さんは、雨が降り出しても、これと決めたホテルは替えないのですか。
とっても面白い。
蛙さんの優しいじっと見守る姿勢が、新しい発見をしてくれているような…。
立派な昆虫記です。
私は初めて知りまして、また昆虫に対する興味も見る目も少し角度が変わった様な気がします。
いつもながら、ありがとうございますって、たくさん言いたい気分です。
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空想 ()
2010-06-29 22:12:32
 確かなことは分かりませんが、蜻蛉も蝶も夕方5時半頃から朝までそのまま。ここで眠ったと思われます。
 今宵は来ませんでした。木や草でなんども試して突然動かなくなったら、そこが今夜の宿泊先、ほんに枝先…
 soraさん いつもながらありがとうございます。 夕食の用意をしながらこころはいつも外に向いています。 ひょいと覗けば、せわしなく野鳥も昆虫も行ったり来たり… ちょうど塒に帰るところです。 
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