別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

森の香り

2009-12-14 | 別所沼だより

  12日  別所は雨上がりに濡れた樹々がモネの絵のように煙っていた。 
  気温18度、 きのうより10度も高くポカポカとあたたかい。  
   枯葉は集められ小山がいくつもできている。 落ち葉掻きはしばらく続く。

  

 しめった枯葉に朝日があたるとひかえめな湯気が立ちのぼった。 メタセコイアのスッキリと爽やかな香りがする。 いい気持ちだ、 深呼吸したくなる。
  
 森はいつも新鮮な空気に充ちていて気分をリフレッシュしてくれる。 だいすきな色になってと紅葉を喜んだけれど、 作業の方々はうんざりしているようだった。 腐らないからいけない。 袋詰めして清掃工場に運ばれ燃やすしかないらしい。 この香りを、 なんとか活かせないものだろうか。 フィトンチッドで気分爽快。

         -☆-

  今日のボランティアガイドは 「ゆかり会」 の代表Uさんとふたり。 紫のゆかり、ひととひととのご縁につながると会は命名され、 月2回の読書会で源氏物語全文を読了。 その達成感と喜びはエッセイ 『二十二年の「継続」は力』 を読んで知っていた。 いぜんは俳句、 今は小説、エッセイなど書かれ充実の日々。 中里恒子の小説や枕草子など 人生の機微に触れる話題が尽きなかった。 一日中楽しく Uさんの眼をみて暮らす。  来訪者12名。   

            

  さそわれて変わった模様のテントウムシもやってくる。 太陽にあたためられたハウスは杉材のよい匂いがしていた。


 

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