萩の傍らには 必ずといってよいほど黄蝶がいる。
よく見ると 顔も頭も黄色かった。
別所から帰るとき出会ったクロアゲハ
行く手の植えこみの奥へと降りるのが見えたので、 自転車を転がしながらそっと近づく。 いるいる 羽根の一部が見えてるぞ。
緑に紛れて気づかれずにすんだ。 片手にハンドル 片手にカメラ。 無理な姿勢で、 しばらく撮した。
蝶はまったく気づかぬ風で、 「もういいよ…」 呆れ顔で言ってみても、 こちらへ何度も寄ってくるじゃない。 蝶は蜜に夢中で、 服にまで留まりそうな勢いだ。
上は生成りのカーディガン、 スカートは黒地にこまかな模様がはいってる。 これが幸い目くらましになった。
翡翠を撮したときも 服は黒っぽかったな
愛くるしい瞳が印象的。 一文字セセリの大きな眼は 濡れたように光った。