退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『先生』が崩れることへの反発と『スパイ=エイリアン』であることあるいは『有名=指名手配』だったりすること」について

2019-11-24 02:56:33 | Weblog
晴れ。おだやか。

阿川弘之・猪瀬直樹・中西輝政・秦郁彦・福田和也
「二十世紀 日本の戦争」を古本屋で買って読む。

19年前に出たもの。
「先生」という存在が「崩れる」とむしろ憎しみが生まれるのにふむふむ。

要は「ちゃんとしてほしいもの」がそうでなくなると
「『自分の思い通り』にはならなくなるから」。

「先生=中国」で「生徒=日本」だと思ってよさそう。
「テロの恐怖」に負けた過去を思い出すのも忘れずに。

「全体」を考えるエリートから「成績」しか考えない「エリート」へ。
いわゆる「劣化」はすでにここにあり。

「国家」を「普請中」として作った者の緊張感と
それを「当然」だとする者の違いに注意しておこう。

マスコミが常に「煽るもの」であることも同様に。
そしてそこに「事実」はないことも。

マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・ジュニア
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(’11)を観る。

二度目のリメイクは男子の中の「紅一点」を中心に。
面白いかと言われると微妙。

オリジナルの「遊星よりの物体X」(’51)の製作にはハワード・ホークス。
ジョン・カーペンター「遊星からの物体X」(’82)が懐かしい。

本作の設定の基本には「冷戦におけるスパイ疑惑」がありそうで。
アメリカの「赤狩り」を思い出せばよさそう。

つまり。

誰が「本当の味方」かわからないという疑惑が「エイリアン」に。
「エイリアン」が現実の状況を映し出す鏡だったりするのを覚えておこう。

ヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマン
「NERVE 世界で一番危険なゲーム」(’16)を観る。

本作はSNS全盛の現代にはうってつけの作品。
「いいね」が現金に変わるゲームが匿名の視聴者たちによって支持され。

プレイヤーには次々にクリアすべき「課題」が与えられて。
そこにちょいと「青春」を加えた内容。

「player」「watcher」という選択の他に
実は「囚人=prisoner」というカテゴリーがあるのがミソ。

母親役のジュリエット・ルイスの老けぶりに驚く。
「ケープ・フィアー」(’91)が懐かしい彼女ももう46か。

「有名になること」はある意味「指名手配」。
その事実を若者たちには知って頂きたいところ。

誰にも知られないところでコソコソする愉しみを忘れずに。
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