退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「あれこれ教えてくれる著者と『貧しい環境』を生きた結果あるいは『天才アーティスト』の映画とそうした『伝説』を作ってしまうドキュメンタリー」について

2021-04-28 02:18:49 | Weblog
晴れときどきくもり。だったはず。

昨日はまた眠くなって寝てしまう。

「家族ゲーム」での疲れゆえか。
いつもと違う時間に起きて行動するとそうなる模様。

町山智浩「『最前線』の映画」を読む。

あれこれ観た映画の中にそういう「意味」があったのかと。
キリスト教の影響の大きさをあらためて。

ただし。
その種の「前提」が他者に伝わるかどうかについての「鈍感さ」たるや。

今回もあれこれ教えてもらった次第。
そのことは素直にありがたいのみ。

園子温「自殺サークル」(’02)を観る。

今となっては何とも贅沢なキャスト。
石橋凌、長瀬正敏、麿赤兒、さとう玉緒、宝生舞、ROLLY、嘉門洋子、余貴美子に加え。

北見敏之、金子貴俊、岡安泰樹、田中圭、林家たいへい、蛍雪次郎の姿など。
放送作家の倉本美津留が顔を出したりもしていて。

およそ20年前の「アイドルの姿」がいかにも安く。
個人的にはミツコの萩原明の「不敵な顔」が印象に残る。

「勝手に生きろ」というメッセージが最後に。
個人的にはほぼ自動的にそうしている次第。

谷本真由美「脱!暴走老人」を読む。

著者は相変わらず「ヨーロッパの『好ましい基準』」を示している。
「自分が楽しむこと」を「最優先にする当然」がないわが国の人々には「響く」のか。

「会社がすべて」という「貧しい環境」を生きた「老人たち」の現実の結果。
いたずらに「孤独」を抱えて「不全感」ゆえに「暴走する姿」はほぼ「ネトウヨ」。

つまり「ネトウヨの『先輩』」がこうした人々であることを覚えておこう。
「横のつながりのない男子のダメな姿」だと思ってもよさそう。

大島新「園子温という生きもの」(’16)を観る。

かの監督の姿がここに。
「表現者であること」以外は「どうでもいい」という姿にふむふむ。

妻である神楽坂恵(園いづみ)が過去の作品を撮った時の状況を思い出して泣く。
「アーティストである夫」については理解を示しているけれど。

ある種の才能を持った人物が「極道」であることをあらためて。
その最たるものはピカソだったり。

俳優の染谷将太や二階堂ふみからすれば「好ましい存在」。
もっとも彼ら彼女らは監督の「日常」に接することはなく。

「破綻者」としてのアーティストを描く本作は「天才伝説」をいたずらに持ち上げる趣き。
たとえば横尾忠則はアート以外に関しては「常識人」なので。
コメント
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